ムクロジ(無患子)は石鹸に

ビーグル号の航海日誌 2013年06月02日 06:18

130505ムクロジ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの高木層を構成する樹種のひとつにムクロジがあります。この木は果実を石鹸として利用したことから古くから屋敷林や寺社境内林として植えられることも多かったといいます。この木の自然分布やこの地が四国高松藩主松平讃岐守の江戸下屋敷跡であったことを考えると恐らくは植栽されたものでしょう。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

130505ムクロジ樹皮@エコカフェ.JPGムクロジ(無患子、学名:Sapindus mukurossi Gaertn.)はムクロジ科ムクロジ属の落葉高木。分布は本州中部地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、済州島、中国、インドなどに及び、丘陵や低地に自生。樹高は15mから25mほど、樹皮は灰褐色で平滑(老木では不規則に剥離)、葉は互生し偶数羽状複葉です。小葉は革質で4対から8対ほど、葉身7pから17cmほどの広被針形、全縁で葉先が尖ります。花期は6月から7月頃、枝先に円錐花序をだし、淡緑色の小花をたくさん咲かせます。果実は径約2pの球形の核果、中に黒い種子があって11月頃に黄色く熟します。

果皮にはムクロジサポニンを含むことから泡立ち、平安時代から公家社会で石鹸として利用されてきたそうです。学名の「Sapindus」はインドの石鹸を意味する。また、黒い種子は数珠や羽根突きの玉に利用されたそうです。有用樹なのです。   


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◎国立科学博物館附属自然教育園内で見られたムクロジの黄葉[2014年11月30日撮影:自然教育園@山崎]
141130ムクロジ黄葉@エコカフェ.JPG141130ムクロジ果実@エコカフェ.JPG
 2014.12.5追記
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