アスカイノデ(明日香猪手)の北限は

ビーグル号の航海日誌 2013年05月11日 18:12

130505アスカイノデ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの明るい林下にアスカイノデが植栽展示されています。アスカイノデは広域種のイノデの仲間です。そもそもイノデの仲間は全世界で約200種、うち日本では約30種ほどが自生するなど多様性に富んでいます。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

アスカイノデ(明日香猪野、学名:Polystichum fibrilloso-paleaceum (Kodama) Tagawa)はオシダ科イノデ属の常緑性のシダ植物。130505アスカイノデ@エコカフェ (2).JPG日本固有種。分布は本州宮城県以南から紀伊半島、四国高知県、九州大分県に隔離し、海岸に近い山地や丘陵地の林下に自生。 草丈は80pから100cmほど、根茎は塊状、葉を放射状に斜上か直立、葉柄はイノデより長く、基部鱗片は褐色でイノデに似るがより細く披針形でほぼ全縁になります。葉身は狭披針形の2回羽状複葉、葉先が細り、中軸の鱗片は糸状で辺毛が生え乾くとねじれます。胞子嚢群(ソーラス)は小羽片の辺縁と中肋の中間につき、耳の下側に優先的につくそうです

アスカイノデの北限は宮城県南三陸町戸倉の沖合志津川湾に浮かぶ椿島だそうです。戸倉の岩礁海岸はエコカフェが実施する「森里海学びツアー」の調査地でもありました。調査中によく眺望しました。「椿島暖地性植物群落」といって全島がタブノキなど暖地性の原生林に覆われ、タブノキモチノキの北限でもあるそうです。


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◎三宅島大路池近くで見た美しいアスカイノデ[2012年5月27日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@山崎]120527イノデ@エコカフェ.JPG120527イノデ2@エコカフェ.JPG

 2013.5.11追記






◎国立科学博物館附属自然教育園内の路傍の植物コーナーで植栽展示されているアスカイノデ[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]
140504アスカイノデ鱗片@エコカフェ@エコカフェ.JPG140504アスカイノデ@エコカフェ.JPG  
 2014.5.10追記






真鶴半島の森林浴遊歩道脇の林縁でよく見かけるアスカイノデ[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]
140531アスカイノデ葉柄@エコカフェ.JPG140531アスカイノデ@エコカフェ.JPG
 魚付き林内では葉柄上部まで鱗片が多いミウライノデもわずかに自生するようです。

 2014.6.7追記



◎三宅島の阿古地区の山中林縁でみたアスカイノデ[2014年8月30日撮影:第9回エコカフェみんなの森づくり@山崎]
140830アスカイノデ葉柄の鱗片@エコカフェ.JPG140830アスカイノデ@エコカフェ.JPG
 2014.9.4追記






◎伊豆大島「ふれあい椿ブラザ」敷地内の片隅でみたアスカイノデ[2011年2月5日撮影:第44回草花教室@山崎]
110205アスカイノデ群落@エコカフェ(伊豆大島).JPG110205アスカイノデ@エコカフェ(伊豆大島).JPG
 葉軸下面の鱗片は糸状で乾くとねじれるのが特徴です。イノデでは鱗片がネクタイ形から狭卵形、不規則に開出し、乾いてもねじれないそうです。

 2014.9.8追記110205アスカイノデ@エコカフェ.JPG


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