信州山奥で大鹿歌舞伎「奥州安達原」を

ビーグル号の航海日誌 2013年05月11日 04:08

130503大鹿歌舞伎奥州安達原@エコカフェ.jpgエコカフェの活動を通じて生まれ育った地元を大切に思い、ふと探し物をしている自分がいることに気づかされることがあります。この連休中、赤石山脈と木曽山脈に挟まれた伊那山地の山間に位置する大鹿村に友人と足を向けました。信州はわたしの生まれ育った故郷でもあるのです。[2013年5月3日撮影:大鹿村@川合]

5月3日、大鹿村大河原の大磧神社舞台では「大鹿歌舞伎」春の定期公演がありました。300年余続く地歌舞伎で古く神々に捧げた奉納演芸の意味があったようです。やがて村人の娯楽のひとつ、コミュニティ結束の要素もにもなっていたのでしょう。130503大鹿歌舞伎@エコカフェ.jpgかつては各集落毎に13舞台あったが、今日では4舞台が使われているに過ぎません。それでも過疎化に悩む限界集落といわれる山村が多くなっているなかでは元気がある方だと思います。役者から浄瑠璃弾き語りの太夫、下座、黒衣、化粧、着付、床山などすべて愛好会ができ地元の人々が中心になっています。選択無形民俗文化財の指定を受けているんです。今回の演目は『奥州安達原』です。

時は平安時代、奥州で起こった前九年の役奥州十二年合戦とも)、安倍貞任・宗任兄弟と一族家臣らの源義家への復讐を描いた謡曲の世界に安達ヶ原の鬼女伝説を配した義太夫狂言。立作者は近松半二、初演は宝暦12年(1762年)9月大坂竹本座という代物です。

信州山奥の山村で祖先たちに対し得も言われぬ不思議な共感が湧いてきました。そして私たちはここにいるのだと、こうして祖先の人びとが興じていたと同じ歌舞伎の世界を誘っているのだと....。


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