クチナシ(梔子)は照葉樹林の森で

⇒エコツアー 2013年05月07日 21:16

130411クチナシ@奄美大島エコツアー_238_s.jpg奄美大島の金作原原生林は典型的な亜熱帯性照葉樹林の森です。高木層、亜高木層、低木層、草本層と一年中、葉をつけた多様な植物たちが地勢的だけではなく階層的にも棲み分けをしています。ここでは低木層を構成するクチナシを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

クチナシ(梔子、学名:Gardenia jasminoides Ellis)はアカネ科クチナシ属の耐陰性の強い常緑低木。分布は本州千葉県以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、中国、インドシナ半島などに広く、照葉樹林内に自生。130411クチナシ樹幹@奄美大島エコツアー_239_s.jpg樹高は1mから3mほど、樹皮は灰褐色で平滑、葉は対生か3輪生で厚く、葉身3pから6pほどの倒卵状楕円形から楕円形で全縁、葉先は短く尖ります。クチクラ層が発達し光沢があり、無毛、葉表は濃緑色で葉脈がくぼんでみえ、葉裏は淡緑色です。花期は6月から7月頃、葉腋から短い花柄をだし、径約5pから7pほどの白色の花1個咲かせます。花は基部が筒状で花冠が6深裂します。果実は長径約2pの稜が6個ある楕円形の漿果(多肉質の液果)、中に多数の種子が入り、10月から11月頃に赤く熟します。

名前の由来は果実が裂開しないことを「口無し」としたことにあるそうですよ。この果実にはカロチノイド系色素のクロシンが含まれることから古く飛鳥時代から黄色染料として利用されてきました。今日、国内では「クチナ黄色素」(食品添加物)としてたくあんなど食材・食品の着色に利用されています。


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