ヒメジャノメ(姫蛇目)は森の忍者

⇒エコツアー 2013年05月04日 00:15

130411ヒメジャノメ@エコカフェ奄美大島エコツアー_318_s.jpg奄美大島の金作原原生林は亜熱帯性照葉樹林の典型的な深い森です。そんな森の植生観察をしている時に登山道脇に散った落葉の上にじーっとしている小さな生き物を発見。調べてみるとヒメジャノメのようです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒメジャノメ(姫蛇目、学名:Mycalesis gotama Moore)はタテハチョウ科コジャノメ属の蛇目蝶の仲間。分布は日本では北海道渡島半島以南、東アジア、東南アジアに広く、山地や盆地などの明るい疎林内や周辺などに生息。前翅長は18mmから31mmほど、翅裏を縦に走る白色帯がほぼ直線的に入り、後翅裏面の大きな目玉斑紋の上に並ぶ小さな目玉斑紋の数が3つです。似ているコジャノメは白色帯が湾曲し、小さな目玉斑紋は4つとなります。発生時期は5月から10月頃、成虫は吸密せず腐果や獣糞に集まり、幼虫の食草はアズマネザサ、ススキなどのイネ科植物になります。

最近の研究によると、ヒメジャノメはひと括りにせず、日本本土・対馬・屋久島・種子島産を亜種(学名:M. g. subsp. fulginia Fruhstorfer)、奄美大島・沖縄産を亜種(M.g.subsp. amamiana Fujioka)とする報告もなされているようです。分類学は専門家に任せるにしても、地理的に生息地が分断し集団の交流が途絶えることで、各集団は独自に分化、進化のプロセスを辿るというのは興味深い自然の摂理なんですよね。


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