過去の延長線上にある現在、未来

ビーグル号の航海日誌 2013年04月30日 22:37

100821唐桑湾@エコカフェ森里海学びツアー 055.jpgあらからどれくらいの月日が経過したというのだろう。
東日本大震災に直面した私たちは、何を考え、どのような行動をしたのだろうか。

私たちにとって、過去の記憶が時間とともに曖昧に薄れるのは生命を維持するための重要な機構のような気もするが。不快なこと、嫌なことは脳に備わった忘却機構により一方的な蓄積から回避され深い無意識の世界に断片となって崩れていく。
もしも、忘却機構がなかったならば、常にリアルな記憶としていつでも再現され、脳の電気的回路は輻輳状態に陥り、ホルモン分泌も異常をきたして精神的なパニック状態になってしまうだろう。
幸い遠い記憶は、一度学習プロセスを経て生きる知恵となった後に、朦朧として脳の片隅に残存している断片、かけらに過ぎない。ある瞬間よぎる恐怖心だったり、不快感であったり。喜びや楽しみだって忘却機構の例外ではないようだ。
すべてが過去の朦朧と化し、新しい記憶に重畳的に塗り替えられていく。複数の記憶は互いに融合しあい、新しい刺激とともに未来に向けて新たな物語を紡いでいくに違いない。

あの時の津波に揉まれ海底の汚泥をかぶった茶碗や瓶を洗った地下から汲み上げられた澄んだ地下水の冷たさを。おお、真っ直ぐに櫂をこごう。大海をどこまでも、どこまでも。


by トノサマガエル

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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
なるほど、なるほど。
Posted by 通りすがり at 2015年02月23日 07:11
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