シマグワ(島桑)の大木を前に

⇒エコツアー 2013年04月25日 15:47

130411シマグワ@エコカフェ奄美大島エコツアー_155_s.jpg奄美大島には「金作原原生林」と呼ばれる豊かな照葉樹林の森がある。先日、訪島したた際、その森で大きなシマグワに出逢った。シマグワはヤマグワ(山桑)と同種とする説があり、古くから材は堅く狂いがないため家具材に、樹皮は和紙の原料に利用してきたという。養蚕に利用されてきたマグワやマグワとシマグワの交雑種です。マグワはトウグワ(唐桑)とも呼ばれ、奈良時代以前に中国原産のものが朝鮮を経由して移入したものだそうです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シマグワ(山桑、学名:Morus australis Poir.)はクワ科クワ属の落葉小高木。分布は北海道、本州、四国、九州、南樺太、朝鮮半島、中国南部、インドシナ半島、ヒマラヤに広く、山中などに自生。樹高は3mから15mほど、樹皮は灰褐色で縦筋が不規則に入り、葉は互生し有柄、葉身8cmから20cmの広卵形で無裂から5裂まで多様で葉縁に鋸歯があり先は短く尖ります。葉表はややざらつき、基部から3主脈が目立ち、無毛です。花期は4月から6月頃、雌雄異株、まれに同株で枝により雌雄分離、本年枝下部の葉腋から穂状花序を下垂し淡黄緑色の細花を密に咲かせます。雌花序は長さ2cm、雌花序はやや短い。雄花は雄蕊4本、雌花は1本の花柱の先端が2中裂。果実は多肉質になった宿存萼で包まれた痩果が密に集まった集合果、初夏に赤色や黒紫色に熟す。

エコカフェで植林活動を継続している三宅島の森にも多くのヤマグワ(=シマグワ)が自生していて、9月頃に訪島するとたくさんの頬張ることができます。熟した果実は多汁で甘く美味しいですよ。まさに森の生きた宝石です。


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◎八重山群島に属する隆起石灰岩でできた黒島の民家近くで見たシマグワ[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]
140314シマグワ@エコカフェ.JPG140314シマグワ果実@エコカフェ.JPG
 若果実をつけていたが、人が持ち込んで植栽したものかもしれません。シマグワはヤマグワに比べ葉が小さく光沢があるのが特徴だそうです。

 2014.5.18追記
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