マテバシイ(馬刀葉椎)は照葉樹林

ビーグル号の航海日誌 2013年04月10日 08:15

130404マテバシイ@エコカフェ.JPG日比谷公園でよく見かけるドングリを実らせる樹木のひとつにマテバシイがあります。マテバシイはタブノキスダジイホルトノキなどとともに照葉樹林を構成する樹種のひとつです。どれも植栽されたものでしょう。葉に特徴があるのですぐにわかります。[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]

マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎、学名:Pasania edulis Makino)はブナ科マテバシイ属の常緑高木。130404マテバシイ樹幹@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は本州紀伊半島、四国、九州、南西諸島に及び、温暖な沿岸地などに自生。樹高は約15m、樹幹は直立(伐採により株立ち)し樹皮は灰黒色で平滑、縦に白い筋目が入ります。葉は互生し深緑色で革質で厚くクチクラ層が発達、葉身9pから26pほどの倒披針状長楕円形、全縁です。若葉では両面に毛がつくがやがて脱落します。花期は5月から6月頃、雌雄異花、新枝の葉腋に穂状の雄花序が立ち上がり、雌花序は雄花序より上部の葉腋につきます。果実は長径約2pから3pほどの長楕円形の堅果(どんぐり)、殻斗は総苞片がツブツブ状に並びます。翌年の秋には熟し、灰汁が少なく、炒って食することができるという。

照葉樹林の発達するアジア・モンスーン気候に属する雨の多い地域一帯で育まれた共通の分化を「照葉樹林文化」と呼んでします。納豆や味噌、醤油といった大豆発酵、魚のナレズシといった発酵食品、クズ粉やワラビ粉を水さらしで採取、コンニャク、サトイモやヤマイモを栽培、もち米、粟、黍(きび)なども共通といいます。祝い事に赤飯、餅、甘酒を振る舞う習慣や、野生の繭から紡ぐ絹、ウルシノキなどから漆(うるし)を採集し漆器を作る技術も共通だそうです。興味深いですね。


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◎都内の小さな公園に植えられた花を咲かせるマテバシイ[2013年6月8日撮影:渋谷区@山崎]130608マテバシイ雄花序@エコカフェ.JPG130608マテバシイ雄花序と雌花序@エコカフェ.JPG

 雄花序には雄蕊がいっぱい、雌花序は雄花序に囲まれ雄蕊がないので棒状です。

 2013.6.10追記
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