サワラ(椹)は水湿性に優れる

ビーグル号の航海日誌 2013年03月20日 08:40

121013サワラ@エコカフェ.JPG深大寺植物公園は薔薇のコレクションで有名ですが、広い園内には武蔵野の雑木林、いわゆる里山を代表するクヌギコナラ、アカシデ、イヌシデ、アラカシヒサカキエゴノキムクノキアカマツアオキ、ミズキなどの樹種がよく保存されています。しかも大きな木が多く、のんびり散策しながら過ごすにはよい場所だと思います。ここではサワラを紹介します。[2012年10月13日撮影:深大寺植物公園@阿部]

121013サワラ葉@エコカフェ.JPGサワラ(椹、学名:Chamaecyparis pisifera Sieb. & Zucc.)はヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で常緑高木。日本固有種で軽度懸念(LC)。分布は本州岩手県以西、九州に及ぶが本州中部(木曽、上高地など)に多く、山地の斜面中腹部や沢筋などの混合林内に自生。樹高は30mから40mほどで主幹がまっすぐ伸び、樹皮は灰褐色で縦裂しスギに似、樹冠はヒノキに似るが枝間隔が大きいためざっくり感があります。葉は鱗状でヒノキに似るが、葉先が尖り葉裏の白い気孔線はX字となります。花期は4月頃、果実は秋には熟します。

名前の由来「ひのきよりさわらか(さっぱりしていること)」にあるように、成長が早いため木質が柔らかかいので柱などの構造材には不向きですが、抗菌性、水湿性に優れるため桶、飯櫃、杓文字などの台所廻り品には最適で、昔はよく利用されてきました。残念ながら今日ではこれらは石油化学製品に取って代わってしまいましたが、本来はサワラのほうが地球には優しくエコなのです。


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◎「しろがねの森」でみたサワラの大木[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]130505サワラ@エコカフェ.JPG130505サワラ樹皮@エコカフェ.JPG

 2013.5.10追記
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