シデコブシ(幣辛夷)は日本固有種

ビーグル号の航海日誌 2013年03月18日 00:36

130317シデコブシ花@エコカフェ.JPG130317シデコブシ蕾@エコカフェ.JPG新宿御苑ではモクレンの仲間の花が満開です。桜に先立ち咲きます。モクレンの仲間は前にも書きましたが被子植物の中でも原始的な形態を今日まで維持しているグループ、1億年の太古から今のような姿で、世界中で200種を越える仲間が存在し、気候変動や地殻変動を何度も経験したため、それらの分布は地理的に不連続なのです。雄蕊と雌蕊の構造に特徴があるんです。ホオノキオオヤマレンゲ、シデコブシ、タムシバなどがそうです。ここではを改めてシデコブシを紹介しましょう。[2013年3月17日撮影;新宿御苑@山崎]

130317シデコブシ蕾@エコカフェ (2).JPG130317シデコブシ蕾@エコカフェ (3).JPGシデコブシ(幣辛夷、学名:Magnolia stellata)はモクレン科モクレン属の落葉小高木。分布は東海地方の一部、湿地や渓流沿いに自生。日本固有種で野生種は絶準滅危惧(NT)に指定。花弁は9枚から多いもので20枚以上もあり変化に富みます。分布が限定しているのは系統的にコブシとタムシバの交雑が起源と考えられているためです。タムシバは本州、四国、九州の暖帯上部から冷温帯に自生し、コブシはタムシバと分布域が重なる地域では標高の低い場所に自生し住み分けをしています。しかしながら、東海地方にあっては局所的にタムシバとコブシの交雑が可能な環境があったことが起因していると考えられているようです。

ちなみにタムシバもコブシと同じように花弁6枚、顎片3枚ですが、コブシのように顎片下に一葉がつくことはないのです。コブシは街路樹などに植栽されることがあります。気づいたら白い萼片の下に一葉あるか確認してみてください。


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