ニゴロブナ(似五郎鮒)とは如何に

ビーグル号の航海日誌 2013年01月23日 01:05

081206ニゴロブナ@エコカフェ.JPG滋賀県の中央には琵琶湖がどんと陣取っています。周辺には湿田地帯が広がり、上等の米の産地でもあります。冬季には北側の敦賀方面から野坂山地を越えてくる冷たい風が西側の比叡山地に当たり湖面に一気に吹き下ろす。そんな琵琶湖は固有の生き物たちを育んできた。ニゴロブナもそのひとつ。名前の由来は琵琶湖水系に棲息するゲンゴロウブナ(源五郎鮒)に似ていることにあるそうです。[2008年12月6日撮影:琵琶湖@阿部]

ニゴロブナ(煮頃鮒、似五郎鮒、学名:Carassius auratus grandoculis (Temminck et Schlegel))はコイ目コイ科フナ属の淡水魚。081206琵琶湖@エコカフェ (2).JPG琵琶湖水系固有亜種で絶滅危惧TB類(EN)。分布は琵琶湖水系(琵琶湖や流出入する河川、用水路など)に棲息。体長は35cmほど、体幅が厚く、頭部が大きく下あごが張り、体高が低いのが特徴です。成長過程で食性の生態変化があり、幼魚(体長1cm以下)では浮遊する動物性プランクトン(特定のミジンコ)、稚魚(体長2cmほど)では藻類も食し、成魚では半底生の動物プランクトンを主食とするという。繁殖期は4月から6月頃、浅瀬やヨシ原などで水草に産卵、2、3年で成魚になります。

この地方に固有の食文化を産んだ。それがニゴロブナを使っての鮒寿司です。絶滅危惧種に指定されているため、体長22cm以下は全面禁漁にして資源として守っている。しかし、本質的にはブラックバスやブルーギルの特定外来種の駆除、ヨシ原などの産卵場所の回復なども待ったなしだそうです。伝統食文化とニゴロブナの生存を守るためには行動あるのみですね。


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