白菜物語り「当たり前のものが当たり前ではないということ」

⇒寄港地だより 2013年01月19日 09:55

130113ハクサイ@エコカフェ.JPG厳しい寒気が上空を支配し降り積もった雪も日陰に入るとなかなか解けませんね。埼玉のエコカフェ・ミニ農園ではいっそう美味しく元気に野菜が育っています。白菜は鍋奉行の皆さんにとってはなくてはならぬ存在です。この白菜のルーツは興味深いです。

ハクサイ(白菜、学名:Brassica rapa L. var. pekinensis Rupr.)はアブラナ科アブラナ属の二年生植物。原種は西アジアから北ヨーロッパにかけて自生する雑草のブラッシカ・ラパ(学名:Brassica rapa L.)、これが農耕文化の伝搬とともに作物の種子に混ざって広がっていったと考えられています。白菜切り口@エコカフェ.JPG紀元前に中国に伝わると栽培されるようになり、自家不和合性が強いため多くの品種が生まれたそうです。7世紀頃には丁さんの故郷でもある揚州で最初の白菜が誕生。16世紀から18世紀にもなるとしっかり結球する品種も登場してきたんだとか。日本には江戸時代から明治初期にも何度か移入を試みたが失敗に終わり、明治末期から大正初期にかけて宮城県松島湾に浮かぶ馬放島隔離栽培によってようやく移入が成功したそうですよ。今日ではダイコン、キャベツに次いで生産・消費とも多いようですが先人の苦労あっての結果の恩恵を享受しているのです。繊維質が多く低カロリーで煮込むと甘味がでて実に美味しいですよね。

白菜は連作障害も出やすいのでエコカフェでも狭い畑の中で少しずつ作付の場所を変えています。自家不和合性が強いので種取りはしていないのですが、一度チャレンジしてみたいと思います。春先になるとン伸びた花茎の先に黄色い花がたくさん咲きます。花はアブラナ科特有の優しい感じがします。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
白菜栽培には東北の貧しい農家を救おうとした宮沢健治の姿が重なり合うんですね。自家受粉のことにも触れています。テレ朝「植栽の王国」で紹介していますね。
Posted by ガマガエル at 2013年01月26日 09:41
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