タコヅル(蛸蔓)は東南アジア系

ビーグル号の航海日誌 2013年01月14日 16:23

070714タコヅル@エコカフェ.JPG070714タコヅル2@エコカフェ.JPG小笠原の亜熱帯の森を特徴づける植物のひとつにタコヅルがあります。父島サンクチュアリーの林内ではつる性のためムニンヒメツバキなどの大木に絡みつきよじ登っていました。時として、覆い被さって枯らしてしまうこともあるそうです。また、しばしば群生し、母島乳房山山稜などではハイマツのような大群落(純林)をつくっています。[2007年7月14日撮影:森も海も不思議いっぱい!小笠原エコツアー 〜海洋島の生態系の神秘を知る〜@松崎哲哉]

タコヅル(蛸蔓、学名:Freycinetia boninensis Nakai)はタコノキ科ツルアダン属の常緑つる性低木。分布は父島、弟島、母島、硫黄島に及び、父島ではヒメツバキ林内、母島では背稜山地上の裸地などに自生。樹高(茎長)は5mから15mほど、茎の節から気根を出して他の樹木に絡みつきよじ登り、葉はらせん状に生え、平滑で光沢があり、葉身50pから100cmほどの披針形で葉縁と主脈下面に刺がつきます。花期は5月から7月頃、雌雄異株、枝先に花軸を伸ばし、長さ8cm前後の黄橙色の肉穂花序を数本束生、雌株では多数の雌花を、雄株では多数の雄花を密生。花序基部の苞葉は披針形で黄橙色です。果実は長さ8cmから13cm、幅2cmほどの円筒形の集合果(多角形の核果の集合体)、10月頃に赤色に熟します。タコノキの果実と同じようにオガサワラオオコウモリの好物です。

タコヅルの起源は、琉球諸島や台湾、フィリピンに分布するツルアダンと考えられるが、葉や苞葉が大きく幅が広いこと、また、葉縁などの鋸歯が鋭く、熟した果実が赤色化する点が異なるそうです。実際には見比べないと頭だけでは理解できませんね。


関連記事(神秘のオガサワラオカモノアラガイ)⇒
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◎小笠原諸島父島のサンクチュアリーでみたムニンヒメツバキにまとわりつくタコヅルの気根[2010年5月7日撮影:小笠原エコツアー「ケータ島沖(聟島列島)と小笠原固有植物の森をめぐる旅」@山崎・十川雅彦]100507タコヅルの森@エコカフェ.JPG100507タコヅル(気根)@エコカフェ(サンクチュアリ).JPG

 マルハチの気根はこちら⇒

 2013.2.12追記




◎父島北袋沢から西海岸へのルート山中林内でよく巻くつくタコヅル[2014年4月28日:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]
140428オガサワラビロウとタコヅル@エコカフェ.JPG140428タコヅル@エコカフェ.JPG
やはりムニンヒメツバキに絡みついています。そこにはキバンジロウモクタチバナオガサワラビロウなども一緒です。

 2014.5.6追記
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