フウリンゴケ(風鈴苔)は北方系

ビーグル号の航海日誌 2013年01月14日 01:20

100227フウリンゴケ@エコカフェ.JPG八ヶ岳高原ロッジのある標高1600mに広がる亜高山帯の森にはシラカンバダケカンバヤエガワカンバミズナラヤマナシなどの落葉広葉樹、カラマツの落葉針葉樹、シラビソコメツガなどの常緑針葉樹が混生しています。樹皮や林下には多様な蘚苔類、地衣類を観察することができます。ここではフウリンゴケを紹介します。[2010年2月27日撮影:八ヶ岳@山崎]

フウリンゴケ(風鈴苔、学名:Bartramiopsis lescurii (James) Kindb.)はスギゴケ科フウリンゴケ属の北方系の蘚類。雌雄異株。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では極東アジア、北米西部に及び、亜高山帯の崖地や岩上に生育。よく小規模に群生。草丈は3cmから8cmほど、茎は細く光沢があり、葉の下部の縁に数本の長い毛が生えます。雌株の造卵器に卵細胞を生じます。雄株の雄花盤に多数の雄器ができ遊走子(精子)をつくります。
雨滴とともに精子が飛ばされ、雌株の卵細胞と受精することで、胞子体となり、受精卵は減数分裂を経て胞子をつくり、胞子はやがて飛散し新たな場所で発芽し、原糸体を経て雄株か雌株に成長するのでしたね。胞子体の凾ヘ円錐形で帽は無毛、剳ソは1、2pと長く、剋浮ヘ二次的に喪失しているのが特徴です

大台ケ原は蘚苔類の宝庫で登山道法面などでは上部から下部に向かって順にセイタカスギゴケコセイタカスギゴケ、フウリンゴケと観察できたりします。日本には屋久島や北八ヶ岳など蘚苔類が絨毯のように美しい森も多いですね。


関連記事(コセイタカスギゴケ(小背高杉苔))⇒
関連記事(八ヶ岳高原のカンバたち)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



タグ:広域種
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61441823
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ