ムニンイヌツゲ(無人犬柘植)は本土系

ビーグル号の航海日誌 2013年01月09日 07:11

100507ムニンイヌツゲ@エコカフェ.JPG小笠原父島のサンクチュアリーの森は豊かな森です。アカガシラカラスバトの繁殖地であり手厚く保護がなされています。この森に入ったときに遊歩道脇にムニンイヌツゲが生えていました。あまり見る機会のない樹木のひとつです。[2010年5月5日撮影:小笠原エコツアー「ケータ島沖(聟島列島)と小笠原固有植物の森をめぐる旅」@阿部]

ムニンイヌツゲ(無人犬柘植:学名:Ilex matanoana Makino)はニシキギ目モチノキ科モチノキ属の常緑小高木。小笠原固有種で絶滅危惧TB類(EN)。分布は父島、兄島、母島に限り、土壌のやや乾燥した場所、特に、中央部台地上のシマイスノキ−コバノアカテツ群集内に混生。樹高は3、4mほど、樹皮は灰褐色で小枝がよく分枝、全株無毛、葉は互生し枝先に輪生状につきます。葉身は2cmから2.5cmほどの楕円形、中間より先の葉縁に粗い鋸歯、葉先は鈍頭です。新葉は6月頃にのび無毛で赤褐色を帯びるのが特徴です。花期は4月から5月頃、雌雄異株、枝先の葉腋から花柄を伸ばしやや淡桃色を帯びた白色の小さな花を数個咲かせます。果実は径約5mmの扁平球形の石果、秋に黒色に熟します。

ムニンイヌツゲの本土系で本州などに分布するイヌツゲが類縁であると考えられているようです。新葉の赤いのは紫外線から幼い葉を守るための働きがあるのです。日差しの強い南の島らしいですね。


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◎小石川植物園温室で保護展示されているムニンイヌツゲ[2012年5月4日:小石川植物園@山崎]120504ムニンイヌツゲ2@エコカフェ.JPG120504ムニンイヌツゲ葉裏@エコカフェ.JPG

 2013.1.9追記
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