オガサワラモクレイシは不思議なり

ビーグル号の航海日誌 2013年01月06日 20:34

120101オガサワラモクレイシ@エコカフェ.JPG小笠原父島の初寝遊歩道を歩いていると頭上を覆う葉が少し黒く汚れている樹木があります。なぜか汚れるそうで、これがこの樹木の特徴にもなっています。オガサワラモクレイシという木です。この木だけで1属1種を構成しているようです。起源種に比べ分化のレベルが高く、近い仲間がいないうことになりますね。[2012年1月1日撮影:お正月の旅 小笠原2011年度@山崎]

オガサワラモクレイシ(学名:Geniostoma glabrum Matsumura)はマチン科オガサワラモクレイシ属の常緑中高木。分布は父島、兄島、弟島、母島、妹島、姪島に限り、島の中央部山地林内の土壌の深い薄暗い湿潤な場所に自生。小笠原固有種、絶滅危惧U類(VU)。樹高は2mから4m(母島石門では7、8m)ほど、全株無毛、樹皮は灰褐色で細く剥がれやすく、若枝は緑褐色で直立します。葉は対生し有柄で長い、葉身7cmから15cmほどの楕円形で全縁、葉先は鈍頭です。葉表は鮮緑色で葉脈は葉裏に突出します。花期は9月から10月頃、枝上部の葉腋から2出集散花序をだし、淡緑色の筒状の小花をたくさん密に咲かせます。小花は筒状で花冠が5裂開。果実は長径約13mmから18mmほどの楕円形の刮ハ、黄緑色で翌年夏ころに熟し2裂、果肉は厚く内側は黄赤色です。不思議なことに生殖器官がずい分とコンパクトにできているんです。

オガサワラモクシレイの起源は、ポリネシアやフィリピン、台湾に存在かとの説があるようです。となればポリネシア系ということになるのでしょうか。本土に自生するモクレイシはニシキギ科であって全く関係ないのです。似ていることから名づけられてしまったのでしょう。


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