オガサワラモクマオ(小笠原木朝黄)

ビーグル号の航海日誌 2012年12月31日 12:22

070714オガサワラモクマオ@エコカフェ.JPG小笠原諸島父島の北袋沢から衝立山に向かう途中には、父島で典型的な群落体系のひとつコブガシ-ムニンヒメツバキ群集の常緑広葉樹林の森が広がっている場所があります。そこは乾性低木林の中でも比較的土壌の発達した湿潤な沢筋などに成立する比較的樹高の高い森になります。そのため林床にはシダ植物が繁茂しています。実際はマルハチやオガサワラモクマオなども他の樹種も多く散見されます。[2007年7月14日撮影:森も海も不思議いっぱい!小笠原エコツアー 〜海洋島の生態系の神秘を知る〜@松崎哲哉]

オガサワラモクマオ(小笠原木麻黄、学名:Boehmeria boniensis Nakai)はイラクサ科カラムシ属の常緑低木。小笠原固有種。分布は父島列島、母島列島、火山列島に及び、海岸の崖地から山地にかけて広く自生。繁殖力は旺盛で条件の悪いところでも適応。樹高は約1m、株立ち、全株が粗毛に覆われ、葉は対生し紙質、脈は目立ち、葉身は卵形で鋸歯があり葉先は尖ります。花期は3月頃、葉腋から20cmから30cmほどの穂状花序をだし、無数のピンク色の小花を密に咲かせます。果実は7月から8月頃に熟します。

小笠原では「カワヤナギ」とか「ペーパーウード」と呼ばれています。前者は湿潤な場所に多く柳に穂が似ていることから、後者は葉が紙のような木(wood)ということです。近縁種は熱帯から亜熱帯に分布しているヤナギバヤブマオ、東南アジア系ということになるのでしょう。


関連記事(小笠原諸島の貴重な乾性低木林)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


◎夢の島熱帯植物館に保護展示されているオガサワラモクマオ[2012年2月11日撮影:第49回草花教室@山崎]120211オガサワラモクマオ2@エコカフェ.JPG120211オガサワラモクマオ@エコカフェ.JPG

 2013.1.3追記






◎小石川植物園の温室で保護展示されているオガサワラモクマオの幼木[2007年6月13日撮影:小石川植物園視察@山崎]070613オガサワラモクマオ@エコカフェ小石川植物園(小笠原植物) 019.jpg

 2013.5.26追記





◎小笠原諸島父島の夜明道路沿いの法面のニッチでよく見かけたオガサワラモクマオ[2014年4月30日撮影:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]
140430オガサワラモクマオ花@エコカフェ.JPG140430オガサワラモクマオ@エコカフェ.JPG
 2014.5.1追記
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61140991
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ