アツバシマザクラ(厚葉島桜)は起源不明

ビーグル号の航海日誌 2012年12月29日 15:34

120624アツバシマザクラ@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園で保護展示されている小笠原固有の絶滅に瀕した植物については、小笠原の森での野生種の観察を補足する形でこのブログでも時どき紹介しています。ここでは、自生地が硫黄列島のため野生状態のものを実際に見ることはまずできないアツバシマザクラを紹介します。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

アツバシマザクラ(厚葉島桜、学名:Hedyotis pachyphylla Tuyama)はアカネ科フタバムグラ属の常緑低木。硫黄列島固有種。分布は硫黄列島(北硫黄島、硫黄島、南硫黄島)に限り、環境の厳しい岩場に自生。120624アツバシマザクラ葉@エコカフェ.JPG樹高は1mから2mほど、葉は対生し、厚く光沢があり、長楕円形から楕円形、全縁で葉先は尖ります。花期は7月から9月頃、枝先に複集散花序をだし、淡紫色の小さな筒状花をたくさん咲かせます。花冠は長さ約5mmで先が4、5深裂し外側に大きく反転するのが特徴です。果実は径約5mmの球形です。

近縁種としてやはり小笠原固有種であるシマザクラ、マルバシマザクラが知られるが、起源については東南アジア系でもないし、ポリネシア系でも本州系でもなく不明とされています。


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