クロツグ(山棕、譏P)の甘い香りに

ビーグル号の航海日誌 2012年12月28日 20:00

100507クロツグ@エコカフェ.JPG小笠原父島の兄島瀬戸に面した釣浜では野生化したクロツグを見かけることができます。小笠原では外来種、自生する沖縄ではマニンとかアイグと呼ばれています。花や果実の季節になると辺り一面に甘い芳香を漂わせているので気づきやすいでしょう。[2010年5月7日撮影:小笠原エコツアー「ケータ島沖(聟島列島)と小笠原固有植物の森をめぐる旅」@十川雅彦]

クロツグ(山棕、譏P、学名:Arenga engleri Becc.)はヤシ科クロツグ属の常緑性低木。分布は南西諸島奄美大島宝島以南、台湾、フィリピンに及び、低地から山地の林内や林縁に自生。樹高は2mから4mほど、幹は円柱状の茎が数本が束生し周囲を黒色の細い繊維が被います。葉は葉柄が1mもあり羽状複葉で葉身3m、小葉は硬く革質で20対から40対、小葉身25pから60cmほどで葉先にクジャクヤシほどではないが不規則な鋸歯がつくのが特徴です。花期は4月から5月頃、雌雄異花、幹先端から複数の雄花序と雌花序を斜上させ、花序は初め多数の苞に包まれ、やがて分枝しその枝に多数の花が密に咲きます。果実は径約2pの球形の核果で熟すと橙色や赤白なり甘味がします。

名前の由来は樹幹や葉鞘が黒い繊維に被われたシュロ(ツグ)とうことにあるそうです。クロツグは新芽や若葉を食したり、黒色の繊維や葉から繊維をとってロープにしたりします。


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◎八重山群島に属する隆起石灰岩でできた黒島の迎里御嶽近くで見たクロツグ[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]
140314迎里御獄案内板@エコカフェ.JPG140314クロツグ@エコカフェ.JPG
 2014.5.18追記
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