ニホンイノシシ(日本猪)は里山再生のシンボルに

ビーグル号の航海日誌 2012年12月17日 08:14

080415イノシシ@エコカフェ(広島視察).jpg政権交代。人びとは寒い冬に耐えるために野生の鳥獣を食して体力をつけたという。かつて北海道や東北ではマタギといった猟師集団がいて、農閑期の冬に山に入り、クマ、シカなど獲っていたという。今ではカモシカは禁猟とされています。フランス料理ではジビエとして食文化の中心をなしています。ここではかつて広島を視察した時に見かけたニホンイノシシを紹介します。[2008年4月15日撮影:広島戸河内@阿部]

ニホンイノシシ(日本猪、学名:Sus scrofa leucomystax (Temminck & Schlegel))は偶蹄目(ウシ目)イノシシ科イノシシ属の哺乳動物。日本固有(亜)種。分布は本州宮城南部以南、四国、九州、淡路島、小豆島の山間部の藪などに自生。体長はオスで110pから170pほど、体重は80kgから190kg、メスはオスより一回りほど小さいです。雌雄ともに牙が生え、全身は茶褐色の剛毛におおわれ、前後の足の指は4本です。食性は雑食性でクズやヤマイモの根、ドングリ、ミミズや昆虫などの小動物を食します。

昔から山間部では「山鯨」と呼び、貴重なタンパク源として食されてきたという。特に、今日的には「ボタン鍋」として寒い時に食べる大衆鍋として普及しつつあるようです。近年、過疎化や高齢化により集落がもつ里山の手入れができず荒れたことで、クマやシカ、イノシシの侵入阻止機能を果たしていたバッファーゾーンが消えたことにより、容易に田畑の作物を食料とするようになったと考えられます。これにより食料事情が改善し、個体数が増え、更なる農林業被害を促すという悪循環に陥っているように思われます。

人と動物たちの共生、口で言うのは簡単ですが、人びとが電柵の中で我慢して暮らすのではなく、里山の再生など自然の摂理に相応しい対処をして欲しいものです。それには里山の資源利用をどう考えるかにヒントがあるのではないでしょうか。


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◎淡路島で仕留められた解体中のイノシシ[2015年7月1日撮影:淡路島@中島明良]
150715イノシシ@エコカフェ(中島).jpg 
 体重80gです。

 2015.7.18追記
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