カゴノキ(鹿子の木)は鹿子模様に

ビーグル号の航海日誌 2012年10月31日 08:39

121027カゴノキ@エコカフェ.JPG蒲郡竹島の八百富神社境内には、大きなカゴノキ、別名に「カゴガシ(鹿子樫)」があります。若木のうちは樹皮は平滑でボツボツと皮目がつくが、成木になると鱗片状に剥落し美しい鹿子模様をつくります。剥落行為はつる性の植物を振り落とすのに有効であると考えられ、多くの樹木で見られますね。[2012年10月27日撮影:蒲郡竹島@阿部]

カゴノキ(鹿子の木、学名:Litsea coreana H.Lev.)はクスノキ科ハマビワ属の常緑高木。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島南部、台湾に及び、暖地の照葉樹林の森などに自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は灰黒色、成木で鱗片状に剥離し、鹿子模様(赤褐色、くすんだ緑色、淡黄色)が美しい。葉は互生し有柄で薄い皮質、枝先に集生ぎみ、葉身は5cmから10cmほどの倒卵状長楕円形、全縁で先が尖ります。葉表はクチクラ層が発達し光沢があり、葉裏は白緑色。121027カゴノキ樹皮@エコカフェ.JPG 花期は8月から9月頃、雌雄異株、葉腋毎に無柄の散形花序をつけ、雄花序では淡黄色の雌蕊は退化、長い雄蕊9本を有する雄花を3、4個咲かせます。雌花序では雌蕊1本、葯が退化した仮雄蕊9本を有する雌花を数個咲かせます。果実は径約7mmの倒卵状球形の液果、翌年秋に赤く熟します。

カゴノキは耐陰性が強く大木となると遷移後期の森で見られるはずですが、関東北部はともかく高尾山など西東京の低山などでもほとんど見かけることはないと思います。海岸寄りの冬季でも暖かな土地を好むのでしょうか。


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◎小石川植物園内で見られるカゴノキの大木[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]120504カゴノキ@エコカフェ.JPG120504カゴノキ樹皮@エコカフェ.JPG

 2013.1.9追記








◎対馬の金田城跡を巡る散策路脇で見たカゴノキ[2014年11月7日撮影:対馬エコツアー@阿部]
141107カゴノキ@エコカフェ.JPG141107カゴノキ樹皮@エコカフェ.JPG
 山中でよく見かけますよ。

 2014.11.13追記




◎対馬厳原町地区の豆酘龍良山林木遺伝資源保存林内でみたカゴノキ[2014年11月8日撮影:対馬エコツアー@阿部]
141108カゴノキ樹幹@エコカフェ.JPG141108カゴノキ@エコカフェ.JPG
 2014.11.24追記

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