シラタマホシクサ(白玉星草)は周伊勢湾要素植物

ビーグル号の航海日誌 2012年10月28日 20:06

121027シラタマホシクサ花@エコカフェ.JPG今回、葦毛湿原を視察することにした目的のひとつは、貴重な湧水湿原一面に咲き乱れるシラタマホシクサの小さな白玉のような花を観察することでした。別名に花の形からコンペイトウグサ(金平糖草)ともいいます。今年は開花が少し遅れたと聞いていたので平年ですと遅いのですが足周りが整ったので急きょ出掛けました。[2012年10月27日撮影:葦毛湿原@阿部]

シラタマホシクサ(白玉星草、学名:Eriocaulon nudicuspe Maxim.)はホシクサ目ホシクサ科ホシクサ属の湿生植物で一年草。121027シラタマホシクサ群生@エコカフェ.JPG日本固有種で周伊勢湾要素植物(東海丘陵要素植物とも)、絶滅危惧U類。分布は愛知県、三重県、静岡県と岐阜県に及び、伊勢湾沿岸の低地の湧水湿原など鉄分の多い酸性土壌を好んで自生。草丈は20pから40pほど、葉は茎葉はなく根生葉で、葉身15pから20pほど、幅数oの線形で先が尖ります。花期は8月中旬から10月中旬、5稜ある細い花茎が数本伸び、茎頂に白色の頭花1個を咲かせます。頭花は径6mmから8oほどの球形で多数の小花からなります。白い棍棒状の毛が生え、毛の間に合着した萼の先端が突起するため金平糖のように見えます。

シラタマホシクサは湿原の遷移の初期段階の場所に生え、植披の少ない鉱物質の土壌が露出した常に流水があるような場所でしばしば群生するそうですモウセンゴケやミミカキグサなども湿原の遷移の初期段階でよく見られるそうでここでは共存しているようです。


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