オニグルミ(鬼胡桃)も実りの季節に

ビーグル号の航海日誌 2012年10月21日 01:40

120922オニグルミ@エコカフェ.JPGこの季節、森の中に入るとドングリやクリ、クルミの実が落ちているのを目にすることがあるでしょう。もっともドングリを実らすカシ類は多く自生しているので、高尾山など関東周辺の低山ではどこでも見られるでしょう。クリやクルミとなると簡単にはいきません。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

オニグルミ(鬼胡桃、学名:Juglans mandshurica Maxim. var. sachalinensis (Komatsu) Kitam.)はクルミ科クルミ属の落葉高木。120922オニグルミ樹皮@エコカフェ.JPG120922オニグルミ果実@エコカフェ.JPG分布は北海道、本州、四国、九州、国外では樺太に及び、山地の川沿いなどの適湿な土壌に自生。樹高は約25、樹皮は暗灰色で縦に深裂、葉は互生し、奇数羽状複葉、小葉は5対から9対で葉身は7pから12pほどの卵状長楕円形、葉縁に鋸歯、葉先は尾状に尖ります。葉表は濃緑色で葉裏に星状毛、葉軸には星状毛と腺毛が生えます。
花期は5月から6月頃、雌雄異花、雄花は前年枝の葉腋から10pから30pの尾状花序を垂れ下げ緑色の小花を多数咲かせます。雌花は新枝の頂芽から穂状花序を直立させ小花を複数咲かせます。雌花の雌蕊花柱は赤色です。果実は径約3pの球形の核果、秋に熟すと褐色になり中には深い皺のある堅い核があって食することができます。核の中の種子は脂肪が多く、ネズミやリス重要な食料になります。

オニグルミはユグロンというアレロパシー物質(他感作用)があるため樹下には他の植物を寄せ付けないという。ただし、ササ類やハルニレは生えることができるそうです。小笠原で外来種とされるギンネムも強いアレロパシーがありましたね。


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◎西吾野駅から高麗川源流沿いの崖地で雄花と雌花を咲かせるオニグルミ[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@山崎]110514オニグルミ@エコカフェ.JPG

 サワグルミとの違いは雌花序が上向きであり、雌蕊花柱が赤いことですぐに分かります。

 2013.5.19追記


◎京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内で観察したオニグルミの果実[2011年7月22日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]
110722オニグルミ果実@エコカフェ(芦生公開講座) 133.jpg110722オニグルミ@エコカフェ(芦生公開講座) 134s-.jpg
 2014.6.21追記

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