カツラ(桂)の黄葉を

ビーグル号の航海日誌 2012年10月12日 07:59

090922カツラ.JPGこのところ朝夕は気温が下がりめっきり秋の気配がしまます。山地では紅葉も始まっているのでしょうね。このブログでも時どき登場するカツラの木はイチョウほどではありませんが綺麗に黄葉をします。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎]

カツラ(桂、学名:Cercidiphyllum japonicum Sieb. & Zucc.)はユキノシタ目カツラ科カツラ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、日本ではブナ帯などの冷温な山地の谷沿いなどの水分条件のよい場所に自生。樹高は約30m、樹幹はよく株立状にまっすぐ伸び、樹皮は暗灰褐色で若木は平滑、老木は縦裂、枝は短枝と長枝hがあります。葉は長枝に対生。短枝に一葉、円形で基部がハート形、葉縁には鈍鋸歯がつくのが特徴です。これにより葉が樹冠外部や内部に多くつけることができ、効率よく光合成をすることができ、落葉広葉樹ではよく見られる戦略です。葉は黄葉し落葉すると独特の甘く香ばしい香りを漂わせます
花期は4月頃、雌雄異株、葉が出る前に葉腋に小さな花を咲かせます。花は萼片も花弁もなく、基部は苞に包まれ、雌花は3本から5本の雌蕊、柱頭は淡紅色で糸状、雄花は多数の雄蕊、約は淡紅色です。果実は円柱状の袋果で熟すと帯黒紫色、2裂し中から先端に翼のある種子を飛ばします。

カツラは沢筋の近くに生えるため、この樹を見ると沢が近いことが分かります。本州中部地方の亜高山帯のみに分布するは珍しいヒロハカツラがあるそうです。小石川植物園に植栽されているので別の機会に紹介します。


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◎虎ノ門金刀比羅宮の境内の立派なカツラ[2012年10月26日撮影:虎ノ門@森田]
121026カツラ@エコカフェ.JPG121026カツラ@エコカフェ (2).JPG

 辺りには綿菓子の焦げた匂いが漂っていました。

 2012.10.27追記





◎京都大学フィールド科学教育研究センターの芦生研究林で見たカツラの巨樹[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]
110723カツラ巨樹@エコカフェ芦生公開講座 223.jpg110723カツラ巨樹@エコカフェ.JPG

 2013.6.20追記








◎京都大学の芦生研究林内の名もない由良川源流で見たカツラの巨樹[2008年7月26日撮影:芦生公開講座2008@阿部]
080726カツラ巨樹上部@エコカフェ(芦生公開講座) 118.jpg080726カツラ巨樹@エコカフェ(芦生公開講座) 116.jpg

 上部主幹は真っ直ぐに伸びています。周囲に人がいるのでいかに大きいのか分かっていただけると思います。この森を知りつくし守ってきた精霊が宿っているようです。

 2013.7.14追記



◎奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ峰(標高969m)に向かう白谷沢コースで見たカツラの大木[2013年7月20日撮影:棒ノ折山@山崎]
130720カツラ巨樹@エコカフェ.JPG130720カツラ株立ち@エコカフェ.JPG

 大きなカツラの木は1本だけしか気づきませんでした。

 2013.7.22追記




◎軽井沢にあるセゾン現代美術館内で多く見られるカツラ[2014年9月27日撮影:軽井沢@山崎]
140927カツラ樹皮@エコカフェ.JPG140927カツラ葉@エコカフェ.JPG
 館内には渓流があり、大きさがどれも同じ位で恐らく植栽したものでしょう。

 2014.9.28追記


◎神奈川県立東高根森林公園の散策道脇の池の畔で芳香するカツラ[2015年10月24日撮影:自然観察会@東高根森林公園@阿部]
151024カツラ@エコカフェ.JPG151024カツラ@エコカフェ (2).JPG
 2015.10.24追記

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