オガサワラトカゲは太平洋諸島が起源

ビーグル号の航海日誌 2012年10月08日 15:39

100909乳房山山頂@エコカフェ.JPG100909オガサワラトカゲ@エコカフェ(乳房山).JPG小笠原諸島母島の乳房山山頂はいつ訪れても可愛らしいオガサワラトカゲがチョロチョロと出迎えてくれるでしょう。といっても先方からすると日溜まりで休憩中だったして恐らくは迷惑千万でしょうが。このトカゲは太平洋・インド洋諸島に広く棲息するボウトンヘビメトカゲの36亜種のうちのひとつと考えられているが、最近では形態的に独立種とする説もあるそうです。[2010年9月9日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@阿部]

オガサワラトカゲ(小笠原蜥蜴、学名:Cryptoblepharus boutonii opunctat (Hallowell))はトカゲ科(スキンク科)オガサワラトカゲ属に分類されるトカゲ。分布は聟島列島、父島列島、母島列島、鳥島、南鳥島、北硫黄島、南硫黄島に及び、森林や周辺の草原、海岸近くの岩場などに棲息。準絶滅危惧(NT)。食性は肉食性でクモや昆虫を食することから、外来種のグリーンアノールと競合関係にあり、時には捕食されるたちもし、父島では数を激減させているようです。一方、聟島や母島では比較的よく見かけます。体長は12pから13pほど、頭胴長は4.5pから6p弱で、体列鱗数(胴体中央部に斜めに列になった背面の鱗の数)は未確認。背面は灰褐色で暗褐色の斑点があります。ヘビやヤモリと同じで、瞼が透明で眼球をしっかり覆っていて瞬きをしないのが特徴です。名前に「ヘビメ」とあるのはそういうことです。

オガサワラトカゲは聟島列島、父島列島、母島列島の個体で遺伝的変異が大きく、南硫黄島の個体は父島列島、北硫黄島の個体は母島列島のものと遺伝的には近い関係にあるという事実が明らかになっています。遺伝的変異はより大きくなるとやがて形態的差異として認識され、分化、進化が認められ、独立種として扱われることになります。何れにしてもこの分野の研究が進むことを望みます


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◎母島乳房山頂上で日溜まりを楽しむオガサワラトカゲ[2010年9月10日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@松崎哲哉]100910オガサワラトカゲ@エコカフェ.JPG

貫禄があります。

2012.10.11追記




◎小笠原父島のブタ海岸で見かけたオガサワラトカゲ[2008年6月21日撮影:地球温暖化最前線!小笠原エコツアー@虻川伸也]080619オガサワラトカゲ拡大@エコカフェ.jpg080619ブタ海岸@エコカフェ.jpg

 2013.1.5追記
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