コナラ(小楢)は落葉広葉樹の代表

ビーグル号の航海日誌 2012年10月07日 09:19

コナラ@エコカフェ.JPG赤城自然園には「コナラ林」のフィールドがあります。クヌギとともに代表的な落葉広葉樹、昭和初期までは里山の構成樹木、雑木林として薪炭や山菜取りなど私たちの暮らしになくてはならない存在だったのです。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]

コナラ(小楢、学名:Quercus serrata Murray)はブナ科コナラ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び、冷温帯下部から暖温帯にかけて自生し、二次林を構成。120929コナラ@エコカフェ.JPG120929コナラ樹皮@エコカフェ.JPG 樹高は約20m、樹皮は灰黒色で縦に不規則に裂け目が入ります。葉は互生し有柄、葉身は7pから10pほどの倒卵状楕円形で葉縁に尖った鋸歯がつきます。似ているミズナラの葉には葉柄がほぼ無いという。
花期は4月から5月頃で、雌雄異花、若葉天下と同時に、本年枝の下部に雄花序はたくさん垂れ下り、小さな黄褐色の花が多数咲きます。本年枝の上部の葉腋に雌花序が出るが小さく目立つことのない花が1、2個さきます。果実は堅果で基部に小さな鱗片状の総苞片が瓦状についた漏斗をかぶります。

コナラは秋には綺麗に黄葉します。コナラの新芽や葉にはよく虫こぶができますし、葉が葉巻のようになって落ちる、いわゆるオトシブミもよく見られます。ドングリ拾いだけではなく季節ごとに注意深く観察すると面白いですよ。


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◎国立科学博物館附属自然教育園で観察できる樹齢約100年のコナラ林[2009年5月23日撮影:第31回草花教室@阿部]090523コナラ@エコカフェ(自然教育園).JPG090523コナラ林の運命@エコカフェ.JPG

 自然教育園のコナラは放置され伐採されなかったため立派な大木に成長しています。ただし、林下にはコナラの若木や芽生えは見られません。落下したドングリは昆虫や鳥の餌となり、折角の芽生えも光不足でもはや育つことができない林となってしまっています。やがてこの林はシイやカシなどの常緑樹林(照葉樹林)に遷移する運命にあるようです。

 2012.10.7追記

◎愛知県豊橋市にある葦毛湿原の周囲のコナラ林の樹冠[2012年10月27日撮影:葦毛湿原@山崎]121027コナラ林@エコカフェ.JPG

 湿原の周囲にはハンノキやコナラの雑木林が広がっています。

 2012.10.29追記




◎照葉樹と落葉樹の混交林からなるしろがねの森でみたコナラの大木[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]130505コナラ樹皮@エコカフェ.JPG130505コナラ@エコカフェ.JPG

 2013.5.10追記






◎山梨県岩殿山中腹で見たドングリをつけるコナラ[2007年9月24日撮影:岩殿山@山崎]070924コナラ@エコカフェ(岩殿山 ).jpg

 2013.5.20追記


 
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