ヤマアカガエル(山赤蛙)

ビーグル号の航海日誌 2012年09月26日 02:26

110723ヤマアカガエル@エコカフェ.JPGこの夏は奈良・京都視察の中で芦生の森にはほんのわずかだけ立ち寄ったに過ぎませんでした。昨年の夏に芦生の森に入った時に古座川源流域でナガレヒキガエル、ナガレタゴガエルやヤマアカガエルなど多様なカエルに出会うことができました。ここではヤマアカガエルを紹介します。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

ヤマアカガエル(山赤蛙、学名:Rana ornativentris Werner)は無尾目アカガエル科アカガエル属のカエル。IUCNレッドリストで準絶滅危惧。分布は本州、四国、九州と佐渡島に限り、標高2000mまでの山地の森林内に生息。体長は4cmから7cmほど、体色は茶褐色から褐色で、背面には筋状に隆起があり、鼓膜上部で外側に屈曲し鼓膜下部で内側に屈曲します。この点、標高の低い所に分布するニホンアカガエルが直線的になるのと異なります。また、咽頭部に明瞭な黒斑点が入るのが特徴です。後肢の水掻きが発達しているという。食性肉食性で蜘蛛、ミミズ、昆虫などを食します。ただし、幼生は雑食性で水草なども食べます。冬眠は水底で行うといいます。
繁殖期は1月から6月頃で、水田、湖沼、湿原、湿地などで、日当たりのよい浅い止水地で年1回産卵します。1階の産卵は1000個以上で卵は粘着性のある寒天質に包まれます。孵化したオタマジャクシは数カ月以内に変態して6月頃にはカエルになります。

日本のアカガエルの仲間には北海道に分布のエゾアカガエル、本州・四国・九州に分布のニホンアカガエルとヤマアカガエル、対馬に分布のツシマアカガエルとチョウセンアカガエル、奄美大島・徳之島・沖縄本島・久米島に分布するリュウキュウアカガエルが知られています。ヤマアカガエルは標高の低い丘陵地などではニホンアカガエルと混生しますが、総体的には個体数が少ないようです。


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◎湧水湿原である葦毛湿原から流れ出る小さな小川の畔で見たヤマアカガエル[2012年10月27日撮影:葦毛湿原@阿部]121027歩道脇の小川@エコカフェ.JPG121027ヤマアカガエル@エコカフェ.JPG

 私たちの気配に驚き底の深い小川に飛びこんでしまいました。

 2012.10.29追記
タグ:準絶滅危惧
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(2) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
写真のカエルは二枚ともヤマアカガエルでなく,タゴガエルだと思われます.ヤマアカ同様,背側線が屈曲しますが,水かきの発達が悪いなどの違いがあります.芦生にいるのはほとんどがタゴガエルで,たまにナガレタゴがみられますが,ヤマアカガエルはほとんど記録がないはずです.
Posted by K. Eto at 2013年11月08日 17:23
ありがとうございます。確かに水掻きの発達が悪いようです。タゴガエルに訂正します。
Posted by ブログ担当 at 2014年03月30日 22:37
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