高山植物の魅力(74)、チシマギキョウ(千島桔梗)

ビーグル号の航海日誌 2012年09月10日 09:28

120804イワギキョウ花@エコカフェ.JPG日中は暑さが続きますが、夜にもなると草むらからは虫の音が聞こえてきます。夏山も終わり、高山では秋の気配がしているといいます。この夏登った仙丈ヶ岳(標高3033m)山頂の手前の尾根でチシマギキョウがパッチ状の群落をつくって咲いていました。天候に恵まれよい山行ができました。[2012年8月4日撮影:仙丈ヶ岳@中村敏之]

チシマギキョウ(千島桔梗、学名:Campanula chamissonis Campanula)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。120804イワギキョウ@エコカフェ(仙丈ケ岳).JPG分布は本州中部地方以北、北海道、サハリン、カムチャッカ、アラスカなどに広く、高山帯の砂礫地に自生。草丈は5pから15pほどで根生葉は束生し、葉身1.5pから5pほどのへら形で突起状の鋸歯がつき葉先は尖ります。茎葉は互生し無柄で細く疎らです。
花期は7月から8月頃で、前年の根生葉腋から花茎を伸ばし、先に青紫色の花を1個から数個を横向きに咲かせます。花冠の内裂片に長い軟毛が生え、萼片は全縁で基部に付属体がつきます。これが近縁種のイワギキョウとの判別のポイントになります。

名前の由来は千島で発見されたことによりますが、近縁種のイワギキョウと自生地を同じにいていることから、場所で判断するのではなくよく観察してどちらか判断してください。先に紹介したイワギキョウの花は北海道の幌尻岳山頂で咲いていたものです。


関連記事(高山植物の魅力(73)、イワギキョウ(岩桔梗))⇒
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◎南アルプスの仙丈ヶ岳の稜線砂礫地にパッチ状に群生したり傾斜地草原で花を咲かすチシマギキョウ[2012年8月4日撮影:仙丈ヶ岳@中村敏之]120804チシマギキョウ@エコカフェ.JPG120804チシマギキョウ群生@エコカフェ.JPG

 2012.9.10追記
タグ:広域種
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