高山植物の魅力(73)、イワギキョウ(岩桔梗)

ビーグル号の航海日誌 2012年09月09日 10:52

110812イワギキョウ@エコカフェ(幌尻岳).JPG日中は暑さが続きますが、夜にもなると草むらからは虫の音が聞こえてきます。夏山も終わり、高山では秋の気配がしているといいます。昨年の夏登った北海道日高山脈主峰にある幌尻岳(標高2052m)山頂付近の尾根でイワギキョウが咲いていました。天候はやや雲が出ていて寒かったですがよい山行ができました。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

イワギキョウ(岩桔梗、学名:Campanula lasiocarpa Cham.)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道、国外では北東アジアから北アメリカに広く、高山帯や亜高山帯の砂礫地に自生。草丈は5pから10pほどで根生葉は束生し、葉身1.5pから5pほどのへら形で突起状の鋸歯がつき葉先は尖ります。茎葉は互生し無柄で細く疎らです。  
花期は7月から8月頃で、前年の根生葉腋から花茎を伸ばし、先に紫色から淡紫色の花を1個から数個を横向きに咲かせます。花冠は無毛で萼片には鋸歯がつきます

この仲間にはチシマギキョウが知られています。花は横向きからやや下向きにつき、色も蒼紫色から赤紫色で、花冠の内裂片に長毛が生える、萼片は全縁で基部に付属体がつくといいます。見分けは容易そうですが、写真ではわずかに萼片が長いのが分かる程度で確認しきれませんね。


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◎白山信仰の霊峰である白山(標高2702m)への登山道脇でみたイワギキョウ[2013年8月17日撮影:白山@中村敏之]130817イワギキョウ@エコカフェ(白山).JPG130817イワギキョウ群落@エコカフェ.JPG

 群落もあり、美しい花ですね。

 2014.1.13追記


◎白山五竜高山植物園で植栽展示しているイワギキョウ[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部]130707イワギキョウ@エコカフェ.jpg130707イワギキョウ看板@エコカフェ.jpg
 2014.6.4追記

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