高山植物の魅力(72)、キヌガサソウ(衣笠草)

ビーグル号の航海日誌 2012年09月09日 08:52

120728ツマトリソウ@エコカフェ(白馬岳).JPGこの夏に白馬岳(標高2932m)に挑戦したのですが、天候に恵まれず、白馬大雪渓を越えて急登に入ったところで体調も考慮し撤退を余儀なくされました。大雪渓は天然の冷蔵庫のようで全体がひんやり冷えていました。下山途中は余裕があったので少し高山植物を観察することができました。キヌガサソウが見事に花を咲かせていました。[2012年7月28日撮影:白馬岳@中村敏之]

キヌガサソウ(衣笠草、学名:Paris japonica (Franch. et Savat.) Franch.)はユリ科ツクバネソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北の日本海側の山地帯から亜高山帯に及び、雪解け後の湿った林内や林縁に自生。草丈は30pから80pほどで、葉は6枚から11枚ほどが茎頂に輪生し、葉身20pから30pほどの倒卵状楕円形から長楕円形で全縁で葉先が尖ります。
花期は6月から8月頃で葉が輪生する茎頂から花柄を伸ばし、一株に一輪の大きめの白い花を咲かせます。花は径約7pで、花弁に見えるのは外花被片(萼片とも)で葉と同数白色から紅紫色、薄緑色に変化します。その内側にやはり葉と同数の白い糸状の内花被片(花弁とも)、雌蕊花柱は5本から8本、雄蕊は6本から13本とバラつきがあります。

エコカフェ草花教室でも勉強しましたが花の構造は複雑ですが、もともとは葉が進化したものであるといいます。また、バラ(薔薇)やツバキ(椿)など八重咲きの花の花弁は雄蕊が変異したものなのです。こちらは人の手による園芸品種に多いのですが。


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◎北アルプス小日向山(標高1907m)に向かう登山道脇で見たキヌガサソウ[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]130706キヌガサソウ@エコカフェ.JPG130706キヌガサソウ花@エコカフェ.JPG130706キヌガサソウ花@エコカフェ (2).JPG

 途中の沢筋では群落を形成していたり、道中たくさんの花を見ました。

 2013.7.9追記
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