ヨウシュヤマゴボウ(洋酒山牛蒡)の生存戦略は

ビーグル号の航海日誌 2012年08月29日 01:19

ヨウシュヤマゴボウ@エコカフェ.JPG910ヘクトパスカルの巨大台風15号の影響が心配されます。このところ街中の空地などでよく見かける植物のひとつにヨウシュヤマゴボウがあります。明治時代初期に日本に移入し、各地で雑草化しています。[2011年8月20日撮影:渋谷区内空地@山崎]

ヨウシュヤマゴボウ(洋酒山牛蒡、学名:Phytolacca americana L.)はナデシコ目ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草。有毒植物。帰化植物。原産地は北アメリカ。草丈は1mから2mほどで根は太く長い。茎は紅紫色で直立しよく分枝、葉は葉身10cmから30cmほどの長楕円形で先は尖ります。葉は秋には紅葉します。
花期は6月から9月頃で葉腋から総状花序を伸ばし、紅色を帯びた白い花をたくさん咲かせます。葯は白色で心皮は合着。果実は径約7mmの扁平球形の液果で黒紫色に熟します。果汁は染料にもなり、衣服や皮膚につくとなかなか落ちません。

ヨウシュヤマゴボウの茎や葉、特に根には有毒成分フィトラカキシンなどが含まれることで外敵から防御していますが、果実には少量しか含まないため鳥などに食べられ種子を散布してもらうといった生存戦略を取っています。凄いやつです。しかも、小さな植物体でも花を咲かせ結実させることができるため、繁殖力は旺盛であると見なされます。あっぱれです。


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◎寒空の下で空地に繁茂する熟した果実をつけるヨウシュヤマゴボウ[2012年11月11日撮影:渋谷区@山崎]121111ヨウシュヤマゴボウ果実@エコカフェ.JPG

 2012.11.24追記






◎都会の空地で繁殖をし続ける若い実をつけるヨウシュヤマゴボウ[2013年6月8日撮影:渋谷区内@山崎]130608ヨウシュヤマゴボウ@エコカフェ.JPG130608ヨウシュヤマゴボウ@エコカフェ (2).JPG

 2013.9.23追記






◎都心の空地で繁殖する若い実をつけるヨウシュヤマゴボウ[2013年6月8日撮影:渋谷区内@山崎]130608ヨウシュヤマゴボウ@エコカフェ.JPG130608ヨウシュヤマゴボウ@エコカフェ (2).JPG

 2013.9.23追記






◎三宅島阿古地区の溶岩原でみた若い果実をつけたヨウシュヤマゴボウ[2012年9月1日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@阿部]120901ヨウシュヤマゴボウ@エコカフェ.JPG

 今回初めて確認しました。小さな個体であったのでごく最近になって侵入してきたのではないでしょうか。パイオニア植物なのです。

 2013.3.10追記
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