オオシラビソ(大白檜曾)は多雪亜高山帯に

ビーグル号の航海日誌 2012年08月14日 01:16

110709オオシラビソ@エコカフェ(鳳凰三山) .jpg日本の亜高山緑針葉樹は本州西日本や中部地方では標高1500mから2500mの範囲に分布します。もっとも北海道の東部や北部の風衝帯では海岸付近から葉付近から標高1500mとぐんと低くなります。先に述べたように植生の主役はトウヒ、コメツガシラビソ、オオシラビソとカラマツがあげられます。これに落葉広葉樹のダケカンバミネヤナギミヤマハンノキなどが混生します。
鳳凰三山の一番南側の薬師岳を過ぎると多雪地帯に多いとされるオオシラビソも出現するようになります。[2011年7月10日撮影:鳳凰三山@澤尚幸]

オオシラビソ(大白檜曾、学名:Abies mariesii Mast.)はマツ科モミ属の常緑針葉樹で高木。日本固有種で軽度懸念。110709オオシラビソ幼芽@エコカフェ(鳳凰三山).jpg別名にアオモリトドマツ(青森椴松)とも。分布は本州中部地方から東北地方までと富士山の亜高山帯に自生。中部地方などの多雪地帯などではシラビソと混生。樹高は最大約40mで、樹皮は灰色で平滑、皮目が横長で縞模様ができる。葉は2列がらせん状に立ち気みに密生し枝を隠し、葉身は15mmから20mmほどのやや扁平な線形で先端は丸い。葉表は深緑色で光沢があり、葉裏には軸の両側に1本ずつ白色の気孔帯が目立ちます。
花期は6月頃で、雌雄異花、梢先に集生し、雄花は黄色で密に垂下がり、雌花は暗赤色で直立して咲きます。果実は長径約6cmから9cmほどの先が丸みを帯びた円柱形の球果で、9月から10月頃に黒紫色に熟します。

写真では枝の先端に小さい球状のものが写っていますが、幼芽であってこれが伸びて新たな葉が密生した小枝になるのです。


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