春日大社境内内のイチイガシ巨樹群

ビーグル号の航海日誌 2012年07月30日 08:49

120728イチイガシ巨樹@エコカフェ(春日大社).JPG春日大社境内内に径3m超のイチイガシの巨樹が多く見られます。春日大社の創祀は8世紀頃に遡ることから、この巨樹群は当時の御蓋山山麓から飛火野にかけてイチイガシを優占種とする照葉樹林が広がっていた名残と考えられているそうです。[2012年7月28日撮影:春日大社@阿部]

イチイガシ(一位樫、学名:Quercus gilva Blume)はブナ科コナラ属の常緑高木。分布は本州関東地方以西の太平洋側、四国、九州、済州島、台湾、中国南部に及び、暖帯の照葉樹林内や神社境内などに自生。120728春日大社境内@エコカフェ.JPG樹高は約30m、樹皮は黒灰色で片状不揃いに剥離し、葉は互生し革質、葉身4pから12pほどの倒披針形で先端は尖り、葉縁の上半分に鋭い鋸歯がつく。葉表は濃緑色でクチクラ層が発達し光沢があり、葉裏は白灰色で黄褐色の星状毛が密生し葉脈主脈は突出し目立ちます。
花期は4月から5月頃で新枝の上部葉腋に雌花3個、下部に5pから10pほどの穂状花序を出し雄花を密生します。果実は長径約2pの楕円形の堅果で、10月から11月頃に熟し上部の穀斗に褐白色の星状毛を密生させます。

果実はアクが少ないためそのまま食することができるとそうです。縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡からは堅果だけではなく木材を木製品などに利用してきたことが分かっているそうです。私たちに身近な照葉樹林のひとつなのですね。


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タグ:広域種
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