高山植物の魅力(59)、トカチフウロ(十勝風露)は色違い

ビーグル号の航海日誌 2012年07月16日 11:29

110812トカチフウロ@エコカフェ(幌尻岳).JPG先にこのブログでチシマフウロ(千島風露)を紹介しましたが、幌尻岳ではトカチフウロも見られるようです。両者の違いはチシマフウロの花弁は淡紅紫色、トカチフウロのは淡青紫色であることから区別することができるそうですが、シールドでは何とも難しいでしょう。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

トカチフウロ(十勝風露、学名:Geranium erianthum DC f. pallescens Nakai)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草。チシマフウロ(千島風露)の種内分類群のひとつ。分布は東シベリア、サハリン、千島列島、アラスカに及び、国内では北海道の大雪山と日高山脈に限り、亜高山帯から高山帯の草地に自生。草丈は20cmから50cmほど、根出葉は長い葉柄があり掌状に5深裂し、裂片はさらに2、3中裂。茎葉は5か7深裂、裂片はさらに2、3中裂するが葉柄は短い。茎や葉柄に伏毛が生えます。
花期は6月から8月頃で茎先に集散花序をだし、淡青紫色の5弁花を咲かせます。花径は25mmから30mmほどで花弁に濃い縦筋模様が入ります。雄性先熟で5本の雄蕊葯が落ちると花柱が露出します。

前にも紹介しましたが、この仲間には興味深いことに地域固有種が多く、本州東北地方から中部地方かけての亜高山帯から高山帯に分布するハクサンフウロ、伊吹山と東北地方の一部に隔離分布するイブキフウロ、岡山・広島・島根などの湿原に自生するビッチュウフウロなどが知られています。


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タグ:広域種
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