高山植物の魅力(55)、ヒダカトリカブト(日高鳥兜)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月13日 18:27

110812ヒダカトリカブト@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳山頂近くでヒダカトリカブトが青紫色の花をつけていました。別名にアポイ岳に多く見られることからアポイトリカブトとも呼ぶそうです。トリカブトの仲間は世界の北半球温帯以北に約300種、東アジアに約100種、日本にはヤチトリカブトなど30種以上が知られるが、変異が多いために同定は難しいといいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ヒダカトリカブト(日高鳥兜、学名:Aconitum yuparense Takeda var. apoiense (Nakai) Kadota)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。エゾノホソバトリカブトの変種で日高山脈固有種。分布は日高山脈アポイ岳、札内岳、戸蔦別岳などのかんらん岩や蛇紋岩地帯の草原や林縁に自生。草丈は30cmから90cmほどで、茎葉は5深裂し、裂片はさらに線状披針形に裂し、茎の上部には曲がった毛が生えます。
花期は8月から9月頃、花は縦長約4pで青紫色、花弁に見えるのは萼片5枚、内側に花弁2枚、雄蕊多数、雌蕊3本から5本。雄蕊にも雌蕊にも毛がないのが特徴です。

ドクウツギ、ドクセリとともに日本三大毒植物で全草に中枢神経を麻痺させるアコチニン(aconitine)などのジテンペル系アルカイド毒成分を含む。テトロドトキシンと異なり即効性の毒であって、アイヌの人びとはエゾトリカブトやオクトリカブトの特に毒性の強い根から汁をとりトウガラシを調合したものを矢尻にぬって熊狩りをしたといいます。


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タグ:日本固有種
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