ヤマソテツ(山蘇鉄)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月10日 00:39

120708ヤマソテツ@エコカフェ.JPG奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉から登坂し丸沼分岐を過ぎるとブナ林の急登を高度をかせぎながら登っていくことになる。このブナ林の林下で数株のヤマソテツを見ることができました。葉がソテツの葉に似ていることから命名されたそうです。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]

ヤマソテツ(山蘇鉄、学名:Plagiogyria matsumureana Makino)はキジノオシダ科キジノオシダ属の夏緑性シダ植物。日本固有種。分布は北海道、本州、四国と屋久島に及び、ブナ帯以上の山地の冷涼な林下などに自生。120708ヤマソテツ2@エコカフェ.JPG根茎は太く塊状で立ち上がり、葉は2形で葉柄基部は根茎を抱く。栄養葉を5枚ほど放射状に斜上し、その中心部に胞子葉を数枚垂直に伸ばします。栄養葉は葉身40pから50pほどの1回羽状葉で全裂、裂した羽片の大きさは中軸の先端と基部で小さくなり、頂羽片は不明瞭、片縁は重鋸歯がつく。羽片の基部は中軸に広く接しているのが特徴です。 胞子葉は葉身50pから70cmほどの1回羽状葉、まばらにつく羽片は線形で葉裏に反り返り、胞子嚢群(ソーラス)を包むそうです。

6月から7月頃、柔らかい新芽は灰汁がなく山菜として食されるようです。ぬめりがあるそうですが食べたことがないのでよくわかりません。クサソテツは似て非なるものであるがコゴミとして美味しいですね。


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◎春日山の山中の登山道脇の岩壁下部に自生するヤマソテツ[2012年7月28日撮影:奈良・京都視察@阿部]120728ヤマソテツ胞子葉@エコカフェ(春日山).JPG120728ヤマソテツ胞子蓑群@エコカフェ(春日山).JPG

 栄養葉に比べて胞子葉は細くて、胞子嚢群(ソーラス)が羽片縁に棒状についています。

 2012.7.30追記

◎大佐渡石名天然杉の森の林床で見たヤマソテツ[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@山崎]120804ヤマソテツ@エコカフェ(佐渡島).JPG120804ヤマソテツ群落@エコカフェ8佐渡島).JPG

 胞子葉が直立するのが確認でいます。

 2012.8.20追記



◎尾瀬ヶ原と鳩待峠をつなぐ登山道わきで見たヤマソテツ[2011年9月29日撮影:尾瀬ヶ原調査@山崎]111029ヤマソテツ@エコカフェ(尾瀬).JPG

 胞子葉は枯れていますね。

 2012.9.23追記




◎北アルプス白馬三山の前衝山にあたる小日向山(標高1907m)の登山道脇の林縁で見たヤマソテツ[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]
130706ヤマソテツ@エコカフェ.JPG130706ヤマソテツ@エコカフェ(小日向山).JPG
 胞子葉がしっかり伸びています。

 2014.2.16追記






◎檜枝岐村の御池ロッジから燧裏林道脇の林縁でみたヤマソテツ[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]
130908ヤマソテツ@エコカフェ.JPG130908ヤマソテツ@エコカフェ(桧枝岐村).JPG
 左側写真にはミヤマベニシダらしきシダ植物も写っていますね。

 2014.3.4追記
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