シマタイミンタチバナ(島大明橘)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月01日 08:57

シマタイミンタチバナ@エコカフェ.JPG小笠原に固有の植物は小笠原に到達してから独自に環境適応してきたものと考えられます。シマタイミンタチバナもその一つです。他にはシロトベラなどトベラ属4種、ムラサキシキブ属3種、ハイノキ属3種、ノボタン属3種などが知られています。[2010年5月8日撮影:小笠原エコツアー「ケータ島沖(聟島列島)と小笠原固有植物の森をめぐる旅」@阿部]

シマタイミンタチバナ(島大明橘、学名:Myrsine maximowiczii (Koidz.) E.Walker)はヤブコウジ科ツルマンリョウ属の常緑小高木。雌雄異株。小笠原固有種で絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島聟島列島から母島列島に広く、山の稜線の乾性低木林内を好んで自生。樹高は4mから5mほど、葉は互生し革質で光沢があり、葉身3pから7pほどの倒披針形から線状楕円形で全縁、無毛。葉裏に主脈が目立ち、葉柄は短く紫赤色を帯びます。
花期は1月頃で、前年の葉腋に多数の花柄を腋生し、単生散房状の淡緑白色の小花を束生します。雌花は径約4oで5裂し、子房と花柱が大きい。雄花は雌花より数多く、雄蕊5本がつきます。果実は径約6oの球形の核果で秋に黒紫色に熟します。果実はクマネズミが好んで食べるようです。

シマタイミンタチバナは本州から東南アジアにかけて分布するタイミンタチバナが近縁と考えれれています。シマタイミンタチバナには変異が多く、それらは分化の途上にあると考えてもよさそうで、@父島の乾燥した稜線にみられる葉が細く厚いもの、A母島とその属島に多い葉広で薄く葉先の丸いもの、B父島と兄島、母島の乾燥した岩場に多い小低木で葉が円形に近いもの、の3タイプに分かれるそうです。


関連報告書(小笠原エコツアー「森も海も不思議いっぱい!小笠原エコツアー 〜海洋島の生態系の神秘を知る〜」)⇒
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