メヒルギ(雌蛭木)は最も北に

⇒エコツアー 2012年06月19日 23:00

120616メヒルギ@エコカフェ.JPG島尻マングローブ林でも見られるメヒルギは、先島諸島から沖縄本島にかけて、単一の群落やオヒルギやヤエヤマヒルギと混生した群落をつくり、八重山諸島ではまとまった群落をつくっています。また、日本のマングローブ林を構成する樹種の中で最も北限に自生し、特に沖縄諸島以北ではしばしば優先種になります。[2010年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

メヒルギ(雌蛭木、雌流木、学名:Kandelia obovata Sheue, H.Y.Liu et W.H.Yong)はヒルギ目ヒルギ科メヒルギ属の常緑高木。1属2種、南シナ海を境に北型と南型に分類。分布は東アジアからオセアニアまでと広く、日本では九州薩摩半島から南西諸島にかけて、熱帯・亜熱帯の河口干潟に自生。樹高は約15m(日本では3mから8m)で幹は直立し樹皮は濃赤褐色、幹から伸びる呼吸根には板根を伴う。葉は対生し革質で光沢があり、葉身は約8cmから15cmほどの長楕円形で鈍頭。
花期は7月頃で、葉腋から集散花序をだし、10個ほどの白色の花を咲かせます。花は細長い萼片5枚、長さ約1cmの2裂した糸状の花弁5枚からなります。果実は長径約15cmの卵形で、その中で種子(胎生種子)は発芽・発根し、やがて果実外に先端に芽のついた根を約30cmも伸ばし、脱落して海流散布します。

メヒルギは対塩性では比較的弱いが、胎生種子の定着率では高いことから、パイオニア植物といえます。胎生種子の多くは落下後に親株の近くで定着・成長するが、なかには海流散布で積極的に種の分布拡大に挑戦するものもあるようです。


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◎西表島の浦内川河口近くの流域で見たメヒルギ[2010年8月12日撮影:浦内川@山崎]100812メヒルギ@浦内川.JPG

 2012.6.21追記





◎奄美大島の住用川と役勝川が合流するデルタ地帯に広がるマングローブ原生林で見られるメヒルギ群落[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]
130411メヒルギ板根@エコカフェ奄美大島エコツアー_s.jpg130411メヒルギ果実@奄美大島エコツアー_433s.jpg
 メイン水路の両側にはメヒルギ林が広がります。板根やちょうど旅立ち前のたくさんの果実が確認できました。

 2014.4.12追記 
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