ヤマナシ(山梨)はどこから来たの

ビーグル号の航海日誌 2012年06月10日 20:30

ヤマナシ葉@エコカフェ.JPG宮沢賢治作の童話に「やまなし」があります。蟹のお父さからと二匹の子蟹が自然を学ぶ小さなお話です。賢治が題材にしたヤマナシは「岩手全域によく見られる」書かれているので「イワテヤマナシ(岩手山梨)」ではないかと思います。ヤマナシは本州中部以南の人里周辺にしか見られないことから、中国原産で日本には遺跡調査により弥生時代頃に移入されたのではと考えられています。栽培種の原種とされます。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ヤマナシ(山梨、学名:Pyrus pyrifolia Burman)はバラ科ナシ属の落葉高木。中国原産、日本では本州中部地方以南、四国、九州の人里周辺に自生。樹高は10mから15mほど、灰紫黒色で楕円形の皮目があり、葉は互生し、葉身は6pから18pほどの卵円形から卵状長楕円形で葉振りに針状鋸歯がつき葉先は尖ります。葉表は濃緑色、葉裏は淡緑色、新葉には褐色の毛が生えるがやがて脱落します。
花期は4月から5月頃で、枝先から散房花序をだし、径約3pの白色の小花を5個から10個ほど咲かせます。小花は萼片、花弁とも各5枚、雄蕊約20本で葯は紫色、雌蕊花柱5本。果実は径約3pの球形のナシ状果で9月から10月頃に黄褐色に熟します。ただし、一般的には硬、く渋くてまずいという。

賢治作「やまなし」では川面に落下したヤマナシの熟した果実はいいにおいがするという。そして「もう2日ばかり待つとね、こいつは下に沈んで来る。それからひとりでにおいしいお酒ができるから、…」とある。完熟すれば美味しくなるのかもしれません。

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


◎小石川植物園に植えられているひときわ大きな一本のヤマナシの樹肌[2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎]120922ヤマナシ@エコカフェ.JPG

 2012.20.2追記





◎八ヶ岳山麓に広がる清里の雪原で目立つヤマナシの大樹[2013年1月19日撮影:清里@中村・阿部]130119童心に帰って@エコカフェ.JPG130119ヤマナシ@エコカフェ(清里).JPG

 この日はメンバーと雪遊びもしました。

 2013.1.19追記



◎京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内で観察した果実をつけるヤマナシ[2011年7月22日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]
110723由良川源流域@エコカフェ(芦生公開講座) 198.jpg110723ヤマナシ果実@エコカフェ(芦生公開講座) 197.jpg
 2014.6.21追記
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/56368895
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ