シラカシ(白樫)は照葉樹林の北限で

ビーグル号の航海日誌 2012年06月10日 19:03

シラカシ樹皮@エコカフェ.JPGシラカシ新芽@エコカフェ.JPG小石川植物園で5月連休中に観察したシラカシを紹介します。シラカシは照葉樹林の構成樹種のひとつですが、比較的寒さに強いためか、その北限付近でよく出現するそうです。関東周辺に多く見られるのはそのためなのでしょう。[2012年5月4日撮影:新芽と樹肌、雄花、雌花、小石川植物園@山崎]シラカシ雄花序2@エコカフェ.JPG

シラカシ(白樫、学名:Quercus myrsinaefolia Blume)はブナ科コナラ属の常緑高木。分布は本州福島県以南、四国、九州、朝鮮半島南部から中国に及び、山地や沿海などに自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は灰黒色で平滑、葉は互生し、葉身は5pから12pほどの狭長楕円形で葉縁上部に粗い鋸歯がつき葉先が尖ります。葉表は深緑色で光沢があり、葉裏は灰緑色でやや白っぽく、両面とも無毛。新芽は赤褐色を帯び、やがて深緑色に変色します。
シラカシ雌花序@エコカフェ.JPG花期は5月から6月頃、雌雄異花、雄花は前年枝腋から6pから9cmほどの尾状花序を下垂したくさんの黄褐色の小花を咲かせ、雌花は新枝の葉腋から穂状花序を直立し同色の小花を数個咲かせます。果実は長径約1.7pの卵形の堅果(どんぐり)殻斗には8本ほどの環が入るのが特徴です。

シラカシの名前の由来は葉裏がやや白っぽいことではなく材が白っぽいことにあります。ところで葉裏が白っぽいのはウラジロガシやアラカシと同じように蝋質の粉が分泌されおおっているためです。ならば蝋質の粉はどんな役割をするのでしょうね

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◎小石川植物園でみたシラカシの巨木の樹肌と樹形[2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎]シラカシ樹肌@エコカフェ.JPGシラカシ樹形@エコカフェ.JPG

 樹皮は古木になると横に皮目が目立ちます。関東地方では屋敷林などに利用しています。

 201.9.22追記

◎原宿警察署隣のパークコート神宮前敷地内に残るシラカシの大木[2012年11月11日撮影:渋谷区原宿@山崎]121111シラカシ樹皮@エコカフェ.JPG121111シラカシ@エコカフェ.JPG

 2012.11.11追記






◎江ノ島の山ふたつ付近など傾斜地で多く見られるシラカシ[2008年4月28日撮影:第1回自然観察会@阿部]080426シラカシ@エコカフェ自然観察会(江ノ島) 085.jpg

 2013.1.12追記






◎日比谷公園園内の東側に植林されているシラカシ[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]130404シラカシ樹幹@エコカフェ.JPG130404シラカシ@エコカフェ.JPG








130404シラカシ@エコカフェ.JPG130404シラカシ樹幹@エコカフェ.JPG

 2013.4.4追記





◎「しろがねの森」ひょうたん池の近くでみたシラカシ[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]130505シラカシ樹皮@エコカフェ.JPG130505シラカシ@エコカフェ.JPG

 2013.6.2追記





代々木八幡神社境内で見られるシラカシ[2014年10月18日撮影:代々木八幡神社@山崎]
141018シラカシ樹幹@エコカフェ.JPG141018シラカシ@エコカフェ.JPG
 2014.10.19追記






◎神奈川県立東高根森林公園内で極相林をつくるシラカシ[2015年10月24日撮影:自然観察会@東高根森林公園@阿部]
151024シラカシ@エコカフェ (2).JPG151024シラカシ@エコカフェ.JPG
 ここではクヌギ、コナラなどの落葉樹林からシラカシの常緑樹林に二次遷移中です。

 2015.10.26追記
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