芦生の森で見たキセルガイは

ビーグル号の航海日誌 2012年05月17日 07:45

110722キセルガイ@エコカフェ(芦生公開講座) .jpg京都府の北東部、滋賀県と福井県との県境をなす芦生の森は古くから人びとが木地氏や炭焼きなどに利用されてきた。かつて民家のあった場所ではアンズなど持ち込んだ果樹などが野生化していますので一目瞭然です。今は住む人もいなく、京都大学フィールド科学教育研究センターが管理しているので、自然は豊かに保たれています。そこではシカによる食害の影響度調査が行われていて興味深いお話を聞くことができます。

さて、昨年7月に「芦生公開講座2011」に協賛参加した際に、杉尾峠(標高765m)付近の朽ちかけた倒木上にたくさんのキセルガイが蠢いているのを見つけました。どうも樹肌に着生しているコケ類を食べているようでした。名前を聞いておけばよかったのですが、京都府内には16種のキセルガイが生息しているようです。世界最大のオオギセル(大煙管、学名:Megalophaedusa martensi (Martens))も生息しているそうです。写真はオオギセルに似ているような気もしますが定かではありません。ただし、殻高は30mm近くあったので大型であることは間違いないようです。[2011年7月10日撮影:芦生公開講座@阿部]

キセルガイの仲間は隔離分布や局所分布しているものが多く、京都府で生息が確認されている16種のうち絶滅危惧があるものとして環境省レッドリストで4種、京都府では8種が指定されています。生息地では周辺の環境も含めて保護する必要がありますね。


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タグ:日本固有種
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