高山植物の魅力(41)、キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)

ビーグル号の航海日誌 2012年05月16日 09:18

110709キバナノコマノツメ@エコカフェ(鳳凰三山 ).jpg南アルプス北岳の東側に位置する鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)は古くから山岳信仰のメッカ。名前を聞けばなるほどですね。もちろん高山植物もいろいろ見ることができます。花崗岩の隙間で耐えるキバナコマノツメの小さな花が綺麗です。[2011年7月9日撮影:薬師岳@澤]

キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪、学名:Viola biflora L.)はスミレ科スミレ属の多年草。分布は北半球の冷温帯に広く、日本では北海道、本州中部地方以北、四国山地、屋久島亜高山帯・高山帯に隔離し、草原や林縁、露岩の隙間などに自生。草丈は5pから15pほどで葉は柔らかく光沢はなく、葉身は2pから4pほどの腎円形で葉縁に波状の鋸歯、葉表に短毛がつきます。名前の由来はこの葉の形を馬蹄の見立てたことにあるそうです。
花期は6月から8月頃で花茎の先に黄色の花を一つ咲かせます。唇弁に褐紫色の筋がしっかり入り、上弁と側弁が反り返るのが特徴です。

キバナノコマノツメ之変種として、南アルプスのみに分布し果実に疎らな毛のあるアカイシキバナノコマノツメ(赤石黄花の駒の爪)と北アルプスと中央アルプスのみに分布するクモマスミレ(雲間菫)が知られています。写真の個体はアカイシキバナノコマノツメである可能性もあります。


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タグ:広域種
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