クヌギ(櫟、椚、橡)のシャワー

ビーグル号の航海日誌 2012年04月25日 08:26

クヌギ@エコカフェ.JPG近くの公園の落葉樹たちもすっかり新緑の装いです。ただアカメガシワだけが取り残されていて鈍臭いなと思えたりします。一方でクヌギの房状のたくさんの雄花がシャワーのように降り注いでいました。里山の代表樹木ですよね。[2012年4月24日撮影:渋谷@山崎]

クヌギ(櫟、椚、橡、学名:Quercus acutissima Carr. )はブナ目ブナ科コナラ属の落葉高木。分布は本州岩手県以南、四国、九州、台湾、朝鮮半島、中国に及ぶ。国内の分布は里山に集中するため古く中国から移入したとする考えがあります。とすれば帰化植物ということになるのでしょう。樹高は15mから20mほどで樹皮は暗灰褐色で厚いコルク状、縦裂に割れ目が生じ、葉は互生し、葉表につやがあり、長楕円形で葉縁に鋭い鋸歯をもつ。枯葉は離層が形成されないことから長く枝に留まるのが特徴です。
花期は4月から5月頃で、雌雄異花。雄花は長さ約10pの房状の花序に黄色い小花をたくさんつけます。雌花は葉付根にごく小さな赤色の花を咲かせます。風媒花であって受粉すると翌年の秋に径約2pの球形の果実、ドングリを実らせます。ドングリは棘状の麟片を伴った殻斗に半分ほどが覆われます。

このクヌギの樹幹からは甘い樹液がしみ出るため、カブトムシ、クワガタ、カナブンなどの甲虫のほか蝶の仲間も吸密に訪れます。私たちの祖先も古くから里山で薪炭、建築材、落葉を腐葉土などとして利用してきたのですね。萌芽更新するため持続可能な天然資源として見直されてもよいのではないでしょうか。


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◎赤城自然園「四季の森」の雑木林で見たクヌギ(樹皮と葉)[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]120929クヌギ樹皮@エコカフェ.JPG120929クヌギ葉@エコカフェ(赤城自然園).JPG

 2012.10.1追記






◎神代植物園の雑木林で見た立派なクヌギ[2012年10月13日撮影:神代植物園@山崎]121013クヌギ樹冠@エコカフェ(神代植物園).JPG121013クヌギ樹皮@エコカフェ(神代植物園).JPG

 2012.10.13追記






◎明治神宮の境内で見た大きなクヌギと落葉前の葉[2012年11月11日撮影:明治神宮@山崎]121111クヌギ@エコカフェ.JPG121111クヌギ葉@エコカフェ.JPG

 クヌギの葉先には葉緑素がないですよ。

 2012.11.11追記



◎赤城自然園の森で拾ったクヌギの果実(どんぐり)[2010年9月26日撮影:赤城自然園視察@阿部]100926クヌギの実@赤城自然園.JPG

 2012.12.02
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