高山植物の魅力、フキ(蕗)の美味に感謝を

⇒自然観察会 2012年04月08日 10:47

フキの花@エコカフェ.JPG鋸山山中にある日本寺参道脇の岩場からは清水がしみ出ているようで、フキが群生し大きな丸いハート形の葉を広げ地面をおおっていました。中にはすーっと花茎を伸ばし、その先に花を咲かせていました。ここのフキはきっと人が植栽したものなのでしょう。山中の谷沿いにもわずかに確認できましたがそちらは天然のものでしょうか。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

フキ(蕗、学名:Petasites japonicus (Sieb. et Zucc.) Maxim. )はキク科フキ属の多年草。雌雄異株分布は本州岩手県以南、四国、九州、南西諸島から朝鮮半島や中国の一部に及び、平地から亜高山帯の沢沿いや河川中州、川岸などの水が豊かで強風のあたらない場所に自生。草丈は約80cm、早春を告げるように地下茎から花茎が芽吹き、これをフキノトウ(蕗の薹)と呼んでします。やがて花茎は伸び、葉が展開します。葉身は約15pから30p、ハート形(丸い腎臓形)で長い葉柄をもち、葉縁に鋸歯、葉両面に綿毛がつきます。この葉や葉柄を佃煮など食用にします。「キャラブキ(伽羅蕗)」美味しいです。最近、水煮のものがスーパーなどで売られていますね。一方、「蕗の薹」は山菜として天ぷらにしたり、「ばっけ味噌」にしたりするとほろ苦く美味ですよね。蕗の薹にはクエルセチン、ケンフェロール、精油、ブドウ糖、アンゲリカ酸などが含まれ、胃痛、咳痰などに用いられてきたそうです。
花期は3月から5月頃で雄株には不捻の両性花が集合した雄頭花がつく。ただし、雄花周辺に雌花がついているものもあるという。雌株には糸状花である多数持った雌花と中央に数個の両性花がつく雌頭花が咲きます。これは雌雄同株から異株への分化の途上にあると考えてよさそうです。キク科らしく綿毛のある種子を風で散布します

さらに日本には亜種で東北北部から北海道にかけて自生する人の背丈を超えるアキタブキ(秋田蕗)が知られていますね。アイヌ語で「コロコニ」といい、この葉の下に住む妖精が「コロポックル」です。秋田や宮城などでは「バッケ」と呼んで、地域の人びとに好まれているのです。


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◎庭先の林下で咲く蕗(フキ)の花と丸い腎臓形の葉[2012年4月10日撮影:渋谷区@山崎]120410フキの葉.JPG120410フキの花序@エコカフェ.JPG 

 2012.4.14追記







タグ:鋸山 広域種
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