キブシ(木五倍子)は先駆的

⇒自然観察会 2012年04月08日 00:56

キブシ@エコカフェ.JPG鋸山山頂までの道のり、沢筋でも尾根筋でもキブシの花が真っ盛りでした。個体数はまばらな感じでしたが何れも日当たりのよい場所で見ることができました。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

キブシ(木五倍子、学名:Stachyurus praecox Sieb. rt Zucc.)はスミレ目キブシ科キブシ属の落葉低木。日本固有種。雌雄異株。分布は北海道渡島半島、本州、四国から九州に及び、山地の明るい林縁や谷沿いなどに自生。樹高は3mから5mほど、株立ちで樹幹は細くよく分枝、樹皮は赤褐色で皮目が白く目立つ。キブシ花@エコカフェ.JPG葉は互生し、葉柄は長く密器官は無く、側脈が6対前後で目立つ。葉身は6cmから12pほどで卵形から卵状楕円形、葉縁に鋭い鋸歯、葉先は尖ります。花期は3月から4月頃で葉の展開に先立ち、昨年枝の葉腋に穂状花序を下垂、たくさんの淡黄色の径約8mmの花を咲かせます。雄花は雄蕊が8本。雌花は花穂が短めで雄蕊が退化しています(写真参照)。果実は径約8mmのやや楕円形の液果、黄褐色に熟します。果実はヌルデの虫こぶ、五倍子(うつふし)の代わりに染料として利用されてきたそうです。

キブシはアカメガシワ、ヌルデ、カラスザンショウ、リョウブ、ムラサキシキブなどとともに落葉樹でありながら成長が早く、先駆植物(先駆的樹種)であることから、照葉樹林に混じることが多いのです。三宅島の照葉樹林の森でもオオムラサキシキブ、カラスザンショウなどをよく見かけました。


関連記事(満開のハチジョウキブシ)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


◎奥多摩の三頭山(標高1331m)山頂からの下山途中に見たキブシの若い果実[1008年9月27日撮影:第2回自然観察会@阿部]080927キブシ果実@エコカフェ第2回自然観察会(三頭山) .jpg

 2012.8.17追記





◎高尾山の稜線沿い明るい南側で時折みられる花をつけるキブシ[2016年3月26日撮影:自然観察会in高尾山@中村敏之]12920508_1002859029802767_2766160434698173305_n.jpg12376667_1048023828576628_1138411703931019023_n.jpg

 2016.3.27追記
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54853206
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ