海浜植物、ハマボッス(浜払子)

ビーグル号の航海日誌 2012年04月01日 14:47

100612ハマボッス.JPG伊豆大島笠松地区にある国の天然記念物「大島海浜植物群落」は文字通り海浜植物の貴重な自生地です。エコカフェでも視察や草花教室で訪問したことがあります。ハマボッスは主役のひとつです。[2010年6月12日撮影:伊豆大島御神火ツアー@阿部]

ハマボッス(浜払子、学名:Lysimachia mauritiana Lam.)はサクラソウ科オカトラノオ属の悦面相。分布は東南アジア、インド、太平洋諸島の熱帯から亜熱帯まで広く、日本では北海道南部から南西諸島に及び、海岸の岩場や砂地によく自生。草丈は10pから40pほどで、茎は根元からよく分岐し立ち上がり、葉は互生し、肉厚で光沢があり、葉身は2pから5cmほどで倒被針形で全縁。全草が無毛。風衝帯など厳しい環境下で葉はより肉厚で密に生えるという。花期は5月から6月頃で茎頂に最初は寸詰まりの総状花序をだし、苞葉の腋毎に白い花を1個ずつ、全体で十数個咲かせます。花は有柄で径2p未満、花冠は筒状で先端が5深裂し開平、雄蕊5本は短く、雌蕊1本、萼片5枚には黒い腺点が多数見られます。

果実は径約5mmの球状の刮ハで赤味をおび、嘴状の花柱が残る。総序花序は伸び続け、果実が熟すと風邪などで花柱部分が壊れ種子が散布されます。効率が良いようです。名前もこの果実が着いた花序を僧侶が使う仏具の「払子」に見立てたことに由来するそうで、面白いですね。


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◎宮古島の東平安名崎で見たハマボッスの花[2010年10月10日撮影:宮古島エコツアー@山崎]
ハマボッス@エコカフェ(宮古島).JPG

 この個体は風衝帯にあるため背が低く、葉先が鈍頭で密生し、蕾や花冠の筒内側にわずかに淡紅紫色がさしています。伊豆大島笠松地区のハマボッスとは異なるように見えますね。
 
 2012.4.22追記



◎大佐渡北西海岸県道45号沿い戸地から尖閣湾に向かう途中の岩場海岸でみたハマボッスの果実[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@山崎]
120804県道45号線戸地から尖閣湾へ@エコカフェ.JPG120804ハマボッス@エコカフェ.JPG
 
 岩場海岸沿いにはどんぶりを伏せたような大小の島が陸続きにあります。

 2012.9.17追記


◎三宅島の海岸で見た少し痛々しいハマボッス[2012年9月1日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@阿部]120901ハマボッス@エコカフェ.JPG120901ハマボッス花@エコカフェ.JPG

 残念ながら個体数は少なかったです。

 2013.8.19追記


◎八重山群島に属する隆起琉球石灰岩の黒島の仲本海岸で見た花をつけるハマボッス[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]
140314黒島仲本海岸@エコカフェ.JPG140314ハマボッス@エコカフェ.JPG
 大きな個体でした。

 2014.5.18追記




◎伊豆半島の城ヶ崎ピクニカルコースでみた花を咲かせるハマボッス[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]
130608城ケ崎海岸@山崎.JPG130608ハマボッス花@エコカフェ.JPG 
 2014.10.25追記


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