サカキ(榊)は玉串に

ビーグル号の航海日誌 2012年03月24日 23:41

080426サカキ@エコカフェ(江ノ島) 029.jpg朝方は雨模様でしたが、どんよりした灰色の雨雲はいつしか東に移動し、夜空には星が輝いています。
今日は日中久し振りにエコカフェの事務打ち合わせをしました。
江の島の話に。江ノ島は自然観察会で行った時に、江島神社境内でサカキの古木の小枝に可愛い白い花が咲いていました。サカキ(榊)は神前に「玉串(たまぐし)」として奉納されます。「堺木」と書き、この世とあの世、神と人の堺に立つ木、橋渡しすると考えられています。また、「逆木」とも、あの世はこの世に対して逆さまになっているという古代日本の宗教・世界観に根ざすとする考えのほうが先にあるような気もします。[2008年4月26日撮影:第1回自然観察会@阿部]

080426サカキ花@エコカフェ(江ノ島) 028.jpgサカキ(榊、学名:Cleyera japonica Thunb.はツバキ目ツバキ科サカキ属の常緑小高木。分布は本州関東以西、四国、九州、南西諸島、済州島、台湾、中国に及び、温暖な照葉樹林内に自生。樹高は約10m、乾燥した尾根筋などでは低木にとどまり、樹皮は暗赤褐色で小さく丸い皮目がつく。葉は二列性の互生、厚めの革質で、葉身は7cmから10pほど、卵状楕円形から狭楕円形、葉先は鋭頭、全縁で無毛。葉表は濃緑色でクチクラ層が発達しつやがあり、葉裏は帯青緑色。葉脈の側脈は不明瞭です。乾燥に強いのはヒサカキと同じように気孔が「陥没気孔」といって葉裏の陥没した位置にあるからです花期は5月から6月頃で側枝の葉腋に数個の白色の小花が束生。小花は径約2p、5弁で雄蕊約20本。果実は液果で径約8mmの球形、晩秋に黒く熟します。

サカキもヒサカキと同じように照葉樹林の構成種で混生しますが、サカキのほうが寒さ、乾燥ともに弱く、両性株による生活史であることから分布域は狭く、個体数も少なく、見かけることが少ないです。ヒサカキ雌雄異株ですが、山火事など生育環境の変化により性転換し、種を残す戦略をとるというからすごいですね。そう言えばセキモンノキも性表現が変わり最近では花が咲かなくなっていると聞いてたのですが、....。


関連記事(ヒサカキ(姫榊)の雄花に)⇒
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◎奄美大島の金作原原生林という亜熱帯性照葉樹林内で見たサカキ[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]130411サカキ@エコカフェ奄美大島エコツアー_231_s.jpg

 新葉は薄く赤茶色なのですね。

 2013.5.4追記
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