タブノキ(椨)は照葉樹林の代表樹

ビーグル号の航海日誌 2012年03月20日 17:23

080426タブノキ巨木@エコカフェ(江ノ島) 039.jpg080426タブノキ@エコカフェ(江ノ島) 038.jpgこのブログでたびたび出てくる「照葉樹林」は温帯常緑広葉樹林のひとつのタイプです。特徴は葉の表面を覆う透明な膜(クチクラ層)が乾燥を防ぐとともにテカテカとツヤ光することにあります。関東地方南部の低山、北陸地方や東日本の低地、東北地方の海岸域などが北限・高度限界のようです。
構成樹種はシイ・カシ類、タブノキ、シロダモ、ホルトノキ、モチノキ、クロガネモチ、タラヨウ、ヤブツバキ、サザンカ、モッコク、ヤマモモ、イスノキ、ユズリハ、シキミ、サンゴジュ、バクチノキ、リンボクなどがあげられます。[2008年4月26日撮影:第1回自然観察会in江の島@阿部]

080426タブノキ新芽@エコカフェ(江ノ島) 025.jpgタブノキ(椨、学名:Machilus thunbergii Sieb. et Zucc.)はクスノキ科タブノキ属の常緑高木。分布は本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島南部、中国、台湾、フィリピンに及び低地など広く自生、海岸近くで多く見られます。
樹高は20m超、樹幹径1m超、樹皮は暗褐色で皮目が目立ち、大きく枝を張り、こんもりとした樹冠が幾層にも重なる。葉は互生し、枝先に集まる傾向、葉身は8pから15pほど、倒卵形で全縁、革質でつやのある深緑色。頂芽は大きく、若葉は赤みを帯びる。材は古くから船材として利用されてきたそうです。
花期は4月から6月頃、頂芽腋から数本の円錐花序を伸ばし、径約1pの淡緑色の小花をたくさん咲かせます。果実は漿果で偏球形、7月から8月頃に黒紫色に熟します。この果実は小鳥が好んで食べて種子散布をしてくれるそうです。

温帯常緑広葉樹林にはもうひとつのタイプがあって、地中海地方に見られるような夏季に極端に雨が少なく乾燥の厳しいことから葉が小さく硬いという特徴をもつ硬葉樹林があります。実は亜熱帯気候下の小笠原群島の乾性低木林もそうでしたね


関連記事(深い森に足を踏み入れてみませんか)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


◎三宅島の甑の穴(こしきの穴)で見たタブノキの萌芽[2011年11月27日撮影:第3回エコカフェみんなの森づくり@山崎]コシキの穴タブノキ萌芽@エコカフェ.JPG








◎三宅島の坪田120526タブノキ樹皮@エコカフェ.JPG120526タブノキ新芽@エコカフェ.JPG古道沿いでみたタブノキの新葉と樹皮[2012年5月26日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

 2012.5.28追記






◎沖縄本島知念半島の斎場御嶽で見たタブノキ[2012年7月22日撮影:沖縄視察@山崎]120722タブノキ@エコカフェ(沖縄).JPG120722タブノキ看板@エコカフェ(沖縄).JPG

 沖縄の方言でハサーギと言い、樹皮を沖縄特産の黒線香の材料に使います。

 2012.8.12追記


◎江ノ島の江ノ島神社境内で見たタブノの大木[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@山崎]121117タブノキ@エコカフェ.JPG121117タブノキ2@エコカフェ.JPG

 2012.11.17追記






◎神奈川県の横須賀港に面したヴェルニー公園に植栽されているタブノキ[2013年2月23日撮影:横須賀@山崎]130223ヴェルニー公園2@エコカフェ.JPG130223タブノキ@エコカフェ(横須賀港).JPG

 2013.2.25追記





◎日比谷公園内で見られるタブノキ[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]130404タブノキ葉@エコカフェ.JPG130404タブノキ@エコカフェ.JPG

 園内には数本ありますね。

 2013.4.9追記




◎奄美大島の金作原原生林で見たスーッと伸びるタブノキ[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]130411タブノキ@エコカフェ奄美大島エコツアー_247_s.jpg

 2013.4.27追記





◎浜離宮恩賜庭園に植栽されている花を咲かせるタブノキの大木[2013年5月12日撮影:浜離宮庭園@山崎]130512タブノキ@エコカフェ.jpg130512タブノキ花@エコカフェ.jpg

 2013.5.16追記





◎伊豆半島城ヶ崎ピクニカルコースに展開する典型的な照葉樹林でみた大きなタブノキ[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]130608タブノキ樹肌@エコカフェ.JPG130608タブノキ新葉@エコカフェ.JPG

 2013.6.16追記





◎南房総の鋸山にJR浜金谷駅から通ずる「安兵衛井戸と沢コース」を抜け尾根筋で見られるタブノキ[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]
120407タブノキ@エコカフェ(鋸山).JPG120407タブノキ大木@エコカフェ.JPG
 鞍部の安定した場所では大木が群生しています。一緒にスダジイヤブツバキヤブニッケイなども見られます。

 2014.9.15追記


◎対馬厳原町地区の豆酘龍良山林木遺伝資源保存林内でみたタブノキ[2014年11月8日撮影:対馬エコツアー@阿部]
141108タブノキ樹幹@エコカフェ.JPG141108タブノキ@エコカフェ.JPG
 2014.11.24追記

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54546362
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ