ユノミネシダ(湯の峰羊歯)の不思議

ビーグル号の航海日誌 2012年03月18日 12:46

ユノミネシダ@エコカフェ.JPG三宅島のスダジイの森の林下や火山灰や溶岩原の植生回復地にはユノミネシダが多く見られます。このシダは2000年噴火による火山灰に覆われた原野に真っ先に進出してきたそうです。ユノミネシダは火山性ガスに対生があるのは生存競争を生き抜いた結果なのでしょう。また、このシダは熱帯地域ではつる性となりウラジロのように草丈を伸ばすそうです。[2011年11月26日撮影:第3回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

ユノミネシダ(湯の峰羊歯、学名:Histiopteris incisa (Thunb.) J. Sm.)はコバノイシカグマ科ユノミネシダ属の南方系の大型シダ植物。天然記念物。分布は熱帯・亜熱帯アジアに広く、日本では本州伊豆地方以西の太平洋岸から南西諸島、伊豆諸島、小笠原諸島に及び、海岸に近い林下や川沿いなどに群生。火山性ガスに耐性があるため鉱山跡や温泉地を好むという。草丈は2m超、根茎が這い、葉柄には鱗片がつく。葉は2回羽状複葉か3回羽状複葉で、葉身は約2m、革質、葉表は鮮緑色、葉裏は白緑色、裂片の縁は裏側にわずかに反り返ります。胞子嚢群(ソーラス)は葉縁に沿って連続してつきます。

和歌山県田辺市本宮町の湯峰温泉で南方熊楠博士により発見されたことが和名の由来なのだそうです。


関連記事(ありふれたコシダ(子羊歯))⇒
関連記事(ウラジロ(裏白)は古い形態の持ち主)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


◎三宅島雄山中腹の植林地でもユノミネシダが増えていました[2011年11月26日撮影:第3回みんなの森づくり@山崎]
ユノミネシダ@エコカフェ.JPGユノミネシダ新芽@エコカフェ.JPG







◎三宅島の昨年の植林地に侵入するユノミネシダ[2012年9月1日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@山崎]120901ユノミネシダ@エコカフェ(三宅島).JPG

 2012.9.3追記






◎父島北袋沢から西海岸へのルート途中民家跡近くでみたユノミネシダ[2014年4月28日:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]
140428ユノミネシダ@エコカフェ.JPG140428ユノミネシダ@エコカフェ.JPG
確認できたのはルート中1カ所のみ。小笠原では父島、母島、媒島に自生します。

 2014.5.6追記


◎三宅島坪田地区のエコカフェ植樹地でみたユノミネシダ[2014年8月30日撮影:第9回エコカフェみんなの森づくり@山崎]
140829ヒサカキはよく成長@第9回エコカフェみんなの森づくり.JPG140829後退するユノミネシダ@第9回エコカフェみんなの森づくり.JPG
 一昨年はかなりあったユノミネシダはハチジョウススキに追いやられています。

 2014.9.14追記
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54506461
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ