コセイタカスギゴケ(小背高杉苔)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月27日 22:52

081106コセイタカスギゴケ@エコカフェ(屋久島エコツアー).jpg日本産のスギゴケの仲間はスギゴケ属、ニワスギゴケ属、フウリンゴケ属など6属30種が知られています。スギゴケの仲間は外見からでは見分けることが難しいものもが多く、生息環境、凾フ構造による視覚確認のほか、ルーペ、顕微鏡による構造的な観察比較が必要なようです。これまでにウマスギゴケタカネスギゴケセイタカスギゴケを取上げたので、ここではコセイタカスギゴケを紹介します。[2008年11月8日撮影:屋久島楠川分かれ付近@阿部]

コセイタカスギゴケ(小背高杉苔、学名:Pogonatum contortum (Brid.) Lesq.)はスギゴケ科ニワスギゴケ属の北方系の蘚類。雌雄異株。分布は北海道から九州(屋久島が南限)、朝鮮半島、中国、極東ロシア、ベーリング海峡を挟んで北米西部に及び、亜高山帯(または冷温帯)の針葉樹林の日陰の腐食土などの上に群生。草丈は4cmから10pほどで、茎は分枝せず、葉は披針形、鞘部は卵形、葉身は4oから8mmほどで葉縁に鋭い鋸歯がつく。葉は乾燥すると著しく巻縮する。茎が垂れさがることも多く、その場合は葉は写真のように左右に展開して見えます。
雌株の胞子体の凾ヘ円柱状で剳ソは長く、凾フ中では卵細胞が造られます。雄株の雄花盤に多数の雄器ができ遊走子(精子)をつくります。精子が卵細胞と受精することで、受精卵となり減数分裂を経て胞子をつくり、胞子はやがて飛散し新たな場所で発芽し、原糸体を経て雄株か雌株に成長します

屋久島には「もののけ姫」のシシ神の棲む森のイメージとなったモスフォレスト「もののけの森」があります。とにかくそこは身も心も洗われる不思議な森です!

関連記事(ウマスギゴケ(馬杉苔))⇒
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タグ:広域種
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